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2012年7月16日月曜日

ズッキーニとトマト

夏の野菜の定番はトマト、茄子、キュウリだが、私は10年ほど前からズッキーニも栽培している。
ズッキーニは欧米では普通に食べられている野菜だが、日本の田舎ではまだ珍しい。
近くの直販所で巨大なお化けズッキーニが売られていたこともあったが、栽培している農家自身ズッキーニの食べ方を知らなかったのかもしれない。
今でこそ近所の人も認知してくれるようになったが、以前は「これは何?」と何度も聞かれた。
一度に多くとれるので、近所の人にあげたりもしたが、ラタトーユなどの料理に馴染みが無くて、まねして作る人は殆どいない。
我が家では味噌汁の中にも入っているし、色々刻んでキュウリと同じようにして食べたりしている。
ズッキーニそのものにそれ程味がないけれど、大きく切ってステーキのようにして食べても美味しい。
キャベツなどの葉っぱ物が少なくなる分、キュウリとズッキーニは大切な野菜である。

ただ、このズッキーニは受粉を毎日してやらなければならない。
最近はミツバチの数も減っているので、朝は必ず受粉してやる。
時間が経って九時頃になってしまうと、花が閉じるのでそれをこじ開けて行う。
行わないと、根元だけ脹らんで大きくならない。
ズッキーニの葉っぱは大きくて茎がざらざら棘のような毛があるので、素手であたるとけっこう痛い。
一番の難点は、伸びていくと自分で自立できなくて、支え木が必要だが、重いし葉が茂っているので結構手間である。
また、油断すると実が直ぐに巨大になってしまい茎を痛めたりして、枯らしてしまう。
ズッキーニは苗の価格が高いので、種を買ってポットで作る。
今年は雨や風のせいで、10本植えて半分ほど折れてしまった。
それでも、1日数本とれるので充分自家用としては間に合っている。

トマトは多くとれると、家内がケチャップを炊く。
JAで販売している「トマトゲン」という香辛料を用いれば、濃厚なケチャップができて非常に美味しい。
ただ、家内は非常に暑い思いをして6kg程炊いて、2リットル程にしかならない。市販のケチャップがいかに安いか分かる。
それでも、ピザなどでは違いが歴然だし、冷蔵庫で保存もできるので重宝している。
人にあげると喜ばれるが、これを作る手間暇は理解できないと思う。
以前はケチャップを作るために、加工用トマトも栽培したが、苗を作るのが結構手間なので、普通のトマトを今は使っている。

今年は、テレビでダイエットやコレストロール低下によいと紹介されたこともあってトマトブームで、我が家でもブームに乗って生で食べることが多い。
私自身、一個生かじりするのが好きで、おやつ代わりに食べるのであまり残らない。
私は農作業している途中で、喉が渇くとトマトをその場で丸かじりする。
生暖かいけれど、非常に美味しくて、喉の渇きも不思議と治まる。
苗を10本ほど買って脇芽から何本か増やしたが、これだけ毎日沢山食べるとケチャップにはできないかも知れない。


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