この季節に、畑で耕耘機を使えば良いのである。
先週の週末には、冬の間放っておいた畑を、小型耕耘機で耕した。
すると、地中の虫を食べる小鳥が色々と寄ってくる。
小鳥に関しては、大目に見ているのだが、カラスだけは例外である。
いつも作物を荒らすカラスは追っ払う。
小鳥たちの様子を見ながら畑を耕すのも楽しいものである。
そして、毎年うちの庭で繰り広げられる、赤い実の争奪戦。
うちの庭には、柊南天、紅白の南天、先祖返りしたバラの赤い実がなる。
それらは真冬にはあまり見向きもされないが、この季節には主にヒヨドリがやってきて食べてしまう。
一番人気なのは柊南天の実だが、葉っぱが尖っていたそうなのに、まるで急降下爆撃機のように、木の中に突撃して食べていく。
困るのはあたりに糞をまき散らして、おいていくことである。
近くに置いてある車の窓ガラスに付くとやっかいである。
本当に見事に平らげていって、一つも残らない。
ここまでは我慢するのであるが、我慢できないのは梅の花を食べる雀である。
毎年、梅の花を食べて実が少なくなるので、ネットをかけたり、百円ショップのカラスを使ってみたりした。
ネットは確かに良いのだが、後で外すのがやっかいである。
テングス糸も使ってみたが、それほどの効果が無い。
おもちゃのカラスもそれほどの効き目は無かった。
今年は駄目元で、黒マルチの使い古しで破れたのを、くくってみたら意外と効果があった。
だから、やと遅咲きの梅の花が満開である。
今晩は月も大きく、夕方には梅と月が重なって趣があった。
もう少しすれば、如月の望月【きさらぎのもちづき】と家内は言ったが、それに梅の花が加わるのである。
うちの近所には、カラスや鳶以外にもいろいろな猛禽類が飛んでくる。
大きさも鳩程度のものから、鳶くらいのものまである。
おそらく鷹や鷲の一種なのだが、飛び方がカラスや鳶とも違うし、留まっているのに近づくと直ぐ逃げる。
また、毎年おなじみのケリも賑やかに田んぼを飛び回っている。
そうそう、ヒバリも日中は元気に歌っている。
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貯水池 |
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泳いでいるカモ |
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散歩道の梅 |
わざと貯水池の土手に上ると、カモなどの水鳥たちがいっぱいいる。
飛んで逃げるのもいるが、平気で向こう岸に行って泳いでいるのもいる。
水鳥といえば、赤穂の千種川の河口付近のカモの多さである。
おそらく猟ができないので、安心して過ごしているのだろう。
冬の鳥たちが、また去って行くと夏の鳥たちが訪れる。
もう少しすれば鶯もやってくるだろう。
名も知らないが、竹藪で綺麗な声でさえずる鳥もやってくる。
そういう鳥たちを見るたびに、図鑑で名前を調べようと思う。
カメラで撮っておきたいと思ったりもする。
しかし、一番良いのはいつでもそういう鳥たちが周りにいて見られるということである。
田舎の里には鳥たちを呼び寄せる魅力がある。
忙しくて時間の無い人をには、何の魅力も感じないだろうけれど・・・
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