鳥取県立博物館を出た後、どんより曇った中で、時折陽も差していた。
とりあえず、県境の駐車場に置いてある車に向かった。
実は、車のドアミラーには、蜘蛛の巣が張ってあって、蜘蛛もミラーにへばりついて鳥取までついて来ていた。
家内は、その蜘蛛をつかんで、駐車場の植え込みに放した。
つまり、上郡から鳥取に移住させたのである。
昼食は済ましたし、天気も良くないので、ゆっくりと29号線で帰ろうと思った。
鳥取自動車道は、トンネルばかりで面白くない。
道は、若桜鉄道に沿っており、途中の道の駅に立ち寄りながら帰ることにした。
まず、八頭の道の駅に立ち寄った。
このあたりは、果樹園が多いようで、柿などの栽培をしているらしい。
道の駅にも総合フルーツセンターとあったが、今は季節的はずれで、以前買った干したホタルイカやアジを買った。
そこを出た後、しばらく行くと、若桜桜ん坊という道の駅があり、そこにも立ち寄った。
鹿の肉などを売っていたが、値段が高いので買わなかった。
出入り口には鐘がぶら下がっていて、鳴らすと若返ると書いてあった。
そういえば入った時に、鐘が鳴っていたのがそうだったようだ。
鳴らすのも恥ずかしいので、そのまま出発した。
若桜を出てからは、まさしく山越えの道で、戸倉峠に向かって、何度もカーブを曲がりながら走った。
そして、長い新戸倉トンネルを抜けて、兵庫県に戻ってきた。
地名としては宍粟市だが、波賀町は滅多に来ることがないので、なじみがない。
しばらく行くと、道の駅はがに着いた。
ここは、近畿で最初の道の駅だそうだが、竹籠が売ってあった。
今使っている竹籠は、金比羅さんに行った時に買ったもので、壊れていて誤魔化しながら使っていた。
そこで、ためらわず一番大きい竹籠を2200円で買った。
以前は、姫路の商店街でも買えたのに、今は買うのに苦労してた。
ネットで買おうとすると、けっこう高額だった。
地元で作っているわけではなさそうだが、地元の人がよく使うので売っているのかも知れない。
カーブが続いて、頭がクラクラしたので、そこからは家内に運転を代わってもらった。
そこを出で、引原ダムの音水湖のほとりを走った。
ちょうど、カヌーの大会が行われた後で、滋賀県の大津からバス出来ていた。
後で聞くと、この日はカヌーの近畿大会があったという。
峠を越えてからしばらくすると、天気は朝と同じ晴れである。
瀬戸内側と日本海側の天気の違いを実感させられた。
そして、一宮まで来ると、いつも来ている伊和神社が見えてきた。
鳥取まで行くと、旅に出たという気持ちになる。
今回は、国道29号線のドライブがメインとなってしまったが、それはそれで良い気分転換になった。
ドライブレコーダーの映像も、ハードディスクに翌日移した。
次に鳥取に行く時は、また違った行程で行くことを、楽しみにしている。
0 件のコメント:
コメントを投稿