また、アシナガバチに刺されてしまった。
しかも、去年と同じように玉つげの枝を剪定している時にである。
どうもアシナガバチは玉つげの木に巣を作ることが多いらしい。
左手の指や甲を数カ所刺された。
今回は実家の庭の木を剪定している時に起こった。
赤穂の実家の庭は、鳥撫での祖父が造園業をしていた関係で、立派なものを作ってもらった。
父が元気な頃は、池には大きな鯉も飼っており、松も黒松で綺麗に選定していた。
父は歳をとるに従い、自分で庭を管理するのが苦痛になってきた。
最後の方は、祖父が残した庭を恨みがましく言っていたそうである。
父が亡くなった後は、シルバー人材に頼んでやってもらったりした。
大事に選定していた黒松も邪魔になる部分は伐ったりしてもらっている。
そして、そういう作業の際に、大切な石灯籠の一部が壊されたりもした。
シルバー人材は労賃も高い上に仕事が雑なので、私が管理することになった。
去年からは、充電式の小型チェーンソーや、高枝刈機も買って効率よく手入れすることが出来るようになっていた。
今年は空調服を着て、順調に作業が進んでいた矢先に、事故は起こってしまった。
とりあえず冷やしてから実家に戻った。
途中でじんま疹が出て痒くなったり、咳が急に出始めたりした。
明らかにアレルギー反応だった。
去年も刺されたので、アナフィラキシーショックを心配したが、それは大丈夫だった。
家内が戻ってくるのを待って、町の内科医院に診察してもらった。
その医師によると、今年は蜂に刺される人が例年の5割増しだそうである。
蜂は暑さに苛立っているのかなと言っておられた。
私は玉つげが原因のように思う。
充電式の剪定機で簡単に素人がするようになったようになったからだと思う。
素人には、巣が分かりにくくて、まさかと思ってしまう。
アシナガバチにすれば格好の隠れ場所なのである。
腫れがひいて、今度赤穂に行く時には殺虫して、木は切ってしまう予定である。
祖父の残した庭は、今では厄介な遺産となってしまった。
以前、豪邸の庭を管理している人も、維持できなくなったとテレビで言っていたが、庶民にはなおさらの負担だ。
今は日本式の庭を造る人もいなくて、売ることも出来ないようだ。
母が死んだ後、家に住む者がいなくなった先、どうしようかと思う。
家の管理を含めて、色々考えねばならない。
家はシロアリの巣になり、庭は蜂の巣になってしまうだろうから。
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