私はスキャナーを使う機会が多いのだが、時々キャリッジというセンサー部分が動かなくなっていた。
重い書籍などをスキャンする時になるので、原稿台のガラスが接触しているだろうことは分かった。
そこで、分解して改善しようと思ってネジを外したが、中まで開けることが出来ない。
それで諦めて、ネジは緩めに締めて再チャレンジした。
するとどうだろう、スムーズに重い書籍でもスキャンすることが出来るようになった。
おそらく分解する時に逆さまにしたので、ガラスとキャリッジの隙間が開いたらしい。
ところが、しばらくしているとまた動かなくなった。
今度は分解せずに逆さまにして、また従来通り動くようになった。
修理に出したら、時間と費用がかかっただろうが、それを単に逆さにするだけで節約できている。
CMでディスプレイを叩いて直そうとするシーンがあるが、意外とうまくいくのかもしれない。
一方で私はこのところ前立腺の調子が悪かった。
以前から尿の出が悪かったので、漢方を飲んだりしたのだが、十二指腸潰瘍になって以来飲まなくなった。
そこで、なぜ悪化したのかを考えてみた、やはり十二指腸潰瘍と同じく座りっぱなしが良くないことに気がついた。
可動式椅子だけで無く、円座も必要だと思って調べたら、前立腺炎にも効果があると書いてあった。
一時は前立腺癌も疑ったが、おそらく炎症を起こしたのだろと判断した。
普通の椅子はどうしても前立腺を圧迫することになる。
若い頃なら問題なかったことだろうが、この歳になると負担が大きかったのだ。
長い時間椅子に座っていると、尿の出も悪く軽い痛みが感じられたので確信した。
今のところ、可動式椅子と円座を利用して前立腺炎の症状は改善し、それなりに自信も取り戻せている。
私はこのように十二指腸潰瘍と前立腺炎を自分で治療すべく、可動式の椅子と円座を用いてPCのキーボードに向かっている。
今まで椅子に長く座ることが危険であることは、エコノミー症候群で知ってはいたが、他にも色々と悪影響を及ぼすことに気がついた。
むしろ、胡座や正座の方が長く座るのに適しているように思えた。
調べたら胡座用の椅子も売ってあることに気がついた。
そういえば身体の小さい家内は、楽だと言って車の助手席では胡座をかいたりしていたことを思い出した。
座禅も全跏の姿勢ですることを考えれば納得できる。
とかく、治療には薬やサプリに頼りがちになるが、自分の身体の扱いで治療すべきことが多く有ると思う。
NHKの「あしたが変わるトリセツショー」で、膝の痛みを運動によって解消することをやっていた。
要するに、現代の当たり前の生活での落とし穴を、しっかり意識していなければいけないといういうことだ。
私が20歳代で十二指腸潰瘍を患ったように、単なる加齢の問題では無い。
現代の文明生活には、思わぬ危険が潜んでおり、それを解決するのは薬やサプリだけでは駄目だということだろう。
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