いつも通っているプールの監視員さんに、私の以前にアップしたYoutubeの動画を見て貰った。
非常に褒めて貰ったが、今の私とは体型などが違って別人みたいと言われた。
確かに、アップ時は今より歳は若いのだが、体型は今の方が良くなっているはずだ。
要するに、黒い服を着ていたので、プールでの裸よりスリムに見えたのだ。
私は、バタフライを50mを55秒で泳いだり、フリーを50mを45秒以内で泳いで見せたりしているのに、一度も監視員さんから若いと褒められたことが無い。
全国レベルからすれば情けないタイムだが、65歳としてはこのプールの利用者の中で速いほうだと思う。
監視員さんは水泳の経験が殆どないので、このスピードを出すのにそれなりの努力が必要であることが分かっていないようだ。
ただ、学生時代にちゃんと水泳をやっていなかったので、本当に選手経験をした人とは歴然として泳ぎが違うから、褒めて貰えないというのもあるだろう。
一方、歌の方はご自分でもカラオケなどで歌うから、上手下手がよく分かるし、曲を歌いこなすには努力や才能が必要だということもよく分かっていると思う。
中学生のからバンド活動で必死に練習してきた歌の方が、やはりちゃんと評価してくれるようだ。
こういう評価は私と同世代だけで無く、若い世代にも通じる。
普段聴いていたり、好きではない曲でも、歌の上手下手はすぐに分かってしまうのだ。
そして、好きな曲のジャンルが違っても、歌を通しての話ができるのが良いし、ロックバンドでボーカルをしていたというと見直されたりもする。
どんなヒット曲を聴いて育ったかを知れば、だいたいの年齢の見当がついて話がしやすい。
すごく若く見えてた人も、それを聞いてすぐにそんなに若くないことが分かったりする。
若い人は古い曲を知らないが、私は新しい曲も知っているので、歌を通した会話も成り立つのも魅力だ。
水泳は一部の限られた人としか、関わることができない。
今、プールで言葉を交わしているのは監視員さんを除いて、5人だけだ。
歌はカラオケクラブや、音楽サークルなど地域には多くの人が集える機会がある。
ただ、私は元々バンド活動が中心だったので、音楽嗜好が違う人と一緒にやるのは苦手で、サークルに誘われたが参加しなかった。
だから、一人カラオケや弾き語りの世界に浸ってしまっている。
監視員さんからもっとYoutubeにアップしてと言われたが、教師をしているときからずっと生徒達からも言われていた。
一緒に演奏できる仲間が見つかれば直ぐにでもやりたいが、職場を離れた今はほとんど不可能だ。
クラシックをピアノが弾ける家内にもわざわざ楽譜本を買って、伴奏をずっとお願いしているのだが、断られ続けている。
こうなったら、仲間ができるまではひとりで何役もこなして作品を作るしかない。
水泳より孤独な作業にはなるが、ネットを通して大勢の人と関われたら、水泳よりも楽しくなると思う。
それが生きがいとなって健康に暮らせるなら、水泳に劣らずやる意議のあるものだと思っている。
この日曜日(3/10)にサザンオールスター三昧がNHKのFMであった。
家内とドライブしていて聴いていたし、今日も農作業をしながら聞き逃しで聴いていた。
私は熱狂的なファンでもないし、曲を舞台で歌ったことは無い。
しかし、高校時代には友達と集まってギター片手に「勝手にシンドバッド」などは良く歌って騒いでいた。
学生の頃はアルバムをカセットテープに録音してずっと聴いていて、曲が流れると当時を思い出す。
「いとしのエリー」などは、大学時代に私が片思いをしていたガールフレンドの名前が「えり子」だったので、気持ちを込めてよく歌った。
これはあるあるなのだが、好きな女性の名前に変えて歌ったりした。
ラジオでも司会者や解説者が言っていたように、ベスト1を決められないくらい大好きな曲が一杯だ。
彼らは日本の大衆音楽を語るのに欠かせない存在だろうが、私もかつてはそういうミュージシャンになることに憧れていた。
私が「研究者になる」とか「(歌の)プロになる」と何十年も言い続けながら、現在は年金暮らしをしながら趣味で続けている。
そういう夢を叶えられなかった無念さなどは実はあまり感じていない。
本当にその道で生きていくことは、並大抵のことでは無いことは分かっていて、趣味の方が気楽で楽しい。
夕方に第3のビールを片手に一人カラオケをパソコンでしたり、ギターの弾き語りをしながら、Youtubeでまた発表することを夢見ている。
私のかつての作品は現在2114回視聴して貰っている。
これだけ視聴して貰っている自分が発表したブログ作品は一つも無い。
これを超える作品を何とかアップしたいと思っている。
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