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2026年2月2日月曜日

教育滅びて国滅ぶ

 このところ日本の大学の最高峰の東大教授の不祥事が大きくマスコミを賑わしている。

高額の接待もさることながら、性風俗施設での接待が関心を煽っている。

学者が聖人君子で無ければならないとは言わないけれど、表に出てはまずいことはあくまでプライベートで行うべきだったはずだ。

上が上なら下も下で、このところ小中学校の教師の猥褻行為が大きく報じられてもいる。

高校に関しても、私は勤務していた学校で、男子生徒に対する男性教師の猥褻行為で懲戒免職になった例を身近に見ている。


我々が教師に成り立ての頃は、組合活動も活発で「教職は聖職では無い」と労働者としての権利を獲得しようと認められていない活動をする教師もいた。

私が務めていたとある高校の労組の長は、選挙中に選挙カーに乗って応援したことを自慢していた。

教職員は待遇面での権利を獲得して行った一方で、人事面での作為で組合組織は弱体していき、管理体制が厳しくなって行った。

大学の教員並みに認められていた自宅研修が認められなくなり、高校社会科は地理歴史と公民に分けて弱体化が図られた。

私学でも予備校と変わらない受験指導中心の学校が伸びていき、自由で自ら学んでいこうという学校は受験結果を出せずに人気が落ちていった。

そのきっかけは我々から経験した大学共通一次試験だったと思う。

共通一次やその後のセンター試験は、自分で考える力よりも出題者の意図をくみ取るテクニックが重要だった。

あの頃から、私学にしても偏差値でランクづけられた大学への受験テクニック勉強が中心となった。


一番問題となるのは、大学に入ってからも自ら学ぼうという姿勢が生まれないことだと思う。

大学の教員をしている大学ゼミの同級生から、今の学生は本を買って読むことは無いと聞かされた。

手短にネットで調べられるし、近年では生成AIでレポートの簡単に作成できるからだ。

私も高校までは大して社会問題や政治に関わる本を読むことは無かったけど、大学に入ってから大学の先輩や先生から刺激を受けて読み始めた。

テレビや新聞も下宿には無かったので、社会問題や時事が掲載されている雑誌を買って読んだり、本は大学図書館で借りたり本屋などで買った。

学生時代は金が無かったので、当時はしっかりした古本屋が大学近くにもあって専門書などはそこで安く手に入れた。

そして何よりも、大学の同じ学科の先生とは飲む機会が非常に多くて、飲んだ折りに知識を得たり徹底的に議論で打ちのめされていた。

何よりも、自らしっかりと学び考える姿勢を身につけさせられた。

それは、型どおりの講義やゼミでは得られない貴重な経験だった。

その大学の先生が学生とではなくて、企業の社員と飲んだりソープランドに行くことに熱心だったとしたらどうだろか?


その同級生の大学の先生から、今中国からの優秀な留学生が大学院に多く来るようになったと聞かされた。

アメリカのトランプ大統領の影響で、アメリカの名門大学に行くような学生が日本に来るようになったという。

アメリカの先端企業はアジアの留学生からの優秀な人材で発展してきたのだから、これからはその分野での凋落も考えられるだろう。

そして、それは今後の日本は留学してきた中国人が支えてくれるのかもしれない。

受験勉強の競争を煽るだけで、心身ともの成長を支援せず自殺に追い込んだりし、大学生になってからも就職活動に役立つことしか学ばない学生を作るだけの日本。

ブラックとなった職業に魅力が無くなり優秀な人材を確保できない小・中・高校。

人材を育てることよりも、欲望に走る教員が幅をきかせる大学。

そんな日本に未来はあるのだろうか?





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