今バンド活動しているユニット名はTwo Seatersである。
元々は私とWさんの二人組で、共通点が乗っている車が二人乗りであったことから名付けた。
それに高校文化祭のために、臨時でTさんが加わった。
偶然にも彼も二人乗りの車に乗っていた。
私は軽トラ、WさんはTwinという小型の軽乗用車、Tさんはスポーツタイプの1800ccの乗用車である。
私の場合は子育ても済んだし、農作業用に必要だった。
他の二人は独身で、二人乗りで十分だったのである。
年齢構成は50代半ば、40代半ば、30代始めと幅広い。
私とWさんは親子ほどの差があるので、当然聴いてきた音楽も違った。
Tさんは10歳違うが、聴いてきた音楽はよく似ている。
この3人で、打ち上げと称してカラオケに行ったのだが、歌は世代を超えて楽しませてくれた。
先日もALTのPさんと、一緒に文化祭の演奏を聴いた時に、話が良くあった。
彼は、アメリカのカリフォルニア育ちなのだが、58歳で聴いていた音楽はよく共通していた。
音楽は国境も越えるのだと、改めて感心した。
音楽は初めて聴くものでも、素晴らしければ世代や国籍を超えて共感を与えることができる。
そして、職場の中でもその立場や年齢、生まれ育った環境も超えることができる。
高校文化祭の体育館ステージで演奏した後に、生徒や保護者の方から感想を寄せてもらった。
普段は、授業という形で接することが少ないWさんやTさんも、生徒と親しく関わるきっかけになってくれたのは嬉しい。
私自身も、授業で関わりの生徒からも話しかけられるのは嬉しかった。
残念だったのは、一番聴いてもらいたかった3年生の多くが、バザーの準備で聴いてもらえなかったことだ。
後で何人もの生徒に残念がられた。
そういう人のために、You Tubeでのデビューも考えている。
学校関係者の方以外の人とも、音楽を通じて交流ができればと思っている。
播磨の西外れにある私の生まれ育った赤穂や、今暮らしている上郡に関すること、農作業,山野河海の恵み、趣味の水泳、音楽、専門である有機農業や、教育、文化人類学、民俗学に関することなどを、きままに記してみます。
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2014年7月20日日曜日
2014年7月16日水曜日
You raise me up
文化祭初日、有志のステージは無事済んだ。
一ヶ月にわたる練習の成果は、それなりに満足のいくものであった。
当初は二人で始めたのだが、もう一人ボーカルが加わって3人となった。
Groban風の曲に2番の歌詞を途中挿入した形になった。
コーラスの部分を二人で歌うことによって厚みもでだと思う。
生徒からの良い評価も聞いて、嬉しかった
毎回そうなのだが、舞台に立つまでは「なんでまたこんなことを背負い込んだんだろう」と思う。
私は去年に引き継いで、二回目なので何とか気持ちが伝わるように演奏したいと思った。
初めてのピアノ伴奏のWさんは、緊張のあまり手が冷たくなり、愚痴っていた。
途中で加わったTさんは、それとは正反対に陽気である。
彼は歌だけということで、普段の練習通りやれる自信はあったようだ。
私は上手くMCができるだろうか、ハーモニカをとちらないか不安だった。
時間は遅れたが、ステージに立つと前に座っている3年生が私の名前を連呼してくれた。
残念ながら、バザーの準備者は退席せざるを得なかったが、残った生徒が応援してくれた。
曲紹介をした後に演奏を始めた。
いつもは歌詞コードを少し見ながら、丁寧に歌うのだが今回はほとんど見られない。
それでも、全体を見渡しながら精一杯歌った。
ハーモニカも目を閉じて、演奏に集中した。
最後のコーラスになると、自分でも足が震えているのが分かった。
あれだけ賑やかに応援してくれた生徒も静かに聴き入ってくれた。
思いの外、大成功だった。
WさんもTさんも、やって良かったと言ってくれた。
苦労に巻き込んでしまった私としては、それを聞いて安心した。
私は高校生からこういうステージを何回か経験している。
練習をして完成度の高い演奏を目指した。
でも、今回は完成度よりも、何とか気持ちが伝わらないか考えた。
いつもより何度も録音して確かめた。
演奏や歌の上手い人はたくさんいる。
聴く人の心に響く演奏ができる人はそういない。
一人でも私たちの演奏を心に受け止めてくれた人がいれば本当に嬉しい。
You raise me up to more than I can be
まさしく私たちの励みになる。
そして、励みになってくれればもっと嬉しい。
追記 もし良ければ聴いてください。Celtic Woman version(カラオケ)
一ヶ月にわたる練習の成果は、それなりに満足のいくものであった。
当初は二人で始めたのだが、もう一人ボーカルが加わって3人となった。
Groban風の曲に2番の歌詞を途中挿入した形になった。
コーラスの部分を二人で歌うことによって厚みもでだと思う。
生徒からの良い評価も聞いて、嬉しかった
毎回そうなのだが、舞台に立つまでは「なんでまたこんなことを背負い込んだんだろう」と思う。
私は去年に引き継いで、二回目なので何とか気持ちが伝わるように演奏したいと思った。
初めてのピアノ伴奏のWさんは、緊張のあまり手が冷たくなり、愚痴っていた。
途中で加わったTさんは、それとは正反対に陽気である。
彼は歌だけということで、普段の練習通りやれる自信はあったようだ。
私は上手くMCができるだろうか、ハーモニカをとちらないか不安だった。
時間は遅れたが、ステージに立つと前に座っている3年生が私の名前を連呼してくれた。
残念ながら、バザーの準備者は退席せざるを得なかったが、残った生徒が応援してくれた。
曲紹介をした後に演奏を始めた。
いつもは歌詞コードを少し見ながら、丁寧に歌うのだが今回はほとんど見られない。
それでも、全体を見渡しながら精一杯歌った。
ハーモニカも目を閉じて、演奏に集中した。
最後のコーラスになると、自分でも足が震えているのが分かった。
あれだけ賑やかに応援してくれた生徒も静かに聴き入ってくれた。
思いの外、大成功だった。
WさんもTさんも、やって良かったと言ってくれた。
苦労に巻き込んでしまった私としては、それを聞いて安心した。
私は高校生からこういうステージを何回か経験している。
練習をして完成度の高い演奏を目指した。
でも、今回は完成度よりも、何とか気持ちが伝わらないか考えた。
いつもより何度も録音して確かめた。
演奏や歌の上手い人はたくさんいる。
聴く人の心に響く演奏ができる人はそういない。
一人でも私たちの演奏を心に受け止めてくれた人がいれば本当に嬉しい。
You raise me up to more than I can be
まさしく私たちの励みになる。
そして、励みになってくれればもっと嬉しい。
追記 もし良ければ聴いてください。Celtic Woman version(カラオケ)
2014年7月13日日曜日
過酷な職場
私の勤務する学校では昨年よりエアコンが普通教室に入った。
設定温度が28度になっており、室温が30度になれば入れることになっている。
各教室で付けたり消したりもできず、温度調節もできず、階毎に事務が調節している。
ところが、窓を閉めてエアコンをかけたらかえって暑くなってしまう。
我慢できなくて、結局窓を開けざるを得ないので、エアコンは役に立たない。
つまり、設定温度28度で窓を閉め切ると全く役に立たないのである。
以前勤めていた学校では、各教室毎で管理されていたが、それも温度管理が難しかった。
エアコンの吹き出し口ではよく効いて寒い位なのだが、遠いところでは暑い。
どおしても暑いところなくすために、温度を下げざるを得なくて寒さを訴える生徒もいた。
これに関しては扇風機を併用させて、ある程度の温度調節はできた。
ただ、エアコンの消し忘れや、勝手に使用するなどの問題もあった。
一番過酷だったのは、特別支援学校だった。
教室が足りなくて、特別教室を普通教室として使っていた。
この場合、北側の教室である場合が多く、夏場はほとんど風が入らない。
隣の校舎からの照り返しなどで、たまらない状態になった。
それでも、服装を短パンとTシャツにすることができたので、何とか乗り切れた。
今の学校では短パンTシャツで授業ができるのは、体育の授業くらいである。
先日、いつもはポロシャツを着るのだが、試しにカッターを着てみた。
授業中にめまいがして倒れそうになってしまった。
十分水分補給ができてなかったようで、自販機でスポーツ飲料を買って乗り切った。
すべての教師が暑さに参っているわけでは無い。
基礎体温の低い人や、階段を使わずにエレベーターで移動する人などは、大丈夫なようだ。
生徒はじっとしているので、暑いと言いながらも何とか耐えられている。
こんな環境でも、事務からは経費削減で我慢を強いられる
温暖化された環境に耐えられない学校施設そのものが、無用の長物のように思える。
いっそ、超クールビズを生徒も教師も実行したらどうだろうか。
実は男子校だった母校は、暑いときはランニングシャツで授業を受けても良かった。
男女共学では難しいかな・・・
設定温度が28度になっており、室温が30度になれば入れることになっている。
各教室で付けたり消したりもできず、温度調節もできず、階毎に事務が調節している。
ところが、窓を閉めてエアコンをかけたらかえって暑くなってしまう。
我慢できなくて、結局窓を開けざるを得ないので、エアコンは役に立たない。
つまり、設定温度28度で窓を閉め切ると全く役に立たないのである。
以前勤めていた学校では、各教室毎で管理されていたが、それも温度管理が難しかった。
エアコンの吹き出し口ではよく効いて寒い位なのだが、遠いところでは暑い。
どおしても暑いところなくすために、温度を下げざるを得なくて寒さを訴える生徒もいた。
これに関しては扇風機を併用させて、ある程度の温度調節はできた。
ただ、エアコンの消し忘れや、勝手に使用するなどの問題もあった。
一番過酷だったのは、特別支援学校だった。
教室が足りなくて、特別教室を普通教室として使っていた。
この場合、北側の教室である場合が多く、夏場はほとんど風が入らない。
隣の校舎からの照り返しなどで、たまらない状態になった。
それでも、服装を短パンとTシャツにすることができたので、何とか乗り切れた。
今の学校では短パンTシャツで授業ができるのは、体育の授業くらいである。
先日、いつもはポロシャツを着るのだが、試しにカッターを着てみた。
授業中にめまいがして倒れそうになってしまった。
十分水分補給ができてなかったようで、自販機でスポーツ飲料を買って乗り切った。
すべての教師が暑さに参っているわけでは無い。
基礎体温の低い人や、階段を使わずにエレベーターで移動する人などは、大丈夫なようだ。
生徒はじっとしているので、暑いと言いながらも何とか耐えられている。
こんな環境でも、事務からは経費削減で我慢を強いられる
温暖化された環境に耐えられない学校施設そのものが、無用の長物のように思える。
いっそ、超クールビズを生徒も教師も実行したらどうだろうか。
実は男子校だった母校は、暑いときはランニングシャツで授業を受けても良かった。
男女共学では難しいかな・・・
2014年7月4日金曜日
山桃
私がつとめている学校の前の歩道には、山桃が植えてある。
ちょうど今はたくさん実がなって、地面に落ちている。
赤色が黒ずんだのを口に入れると、懐かしい味がする。
山桃は小学生の頃に、友達とよく向山(丸山)に行って木に登ってとって食べた。
その頃は、牧場をしている家の同級生が山の上に住んでいた。
その子の家では、山桃をふるい落として家族で集めると言っていた。
自分たちはせいぜい袋に入れて帰るくらいだが、親は山桃が服を汚すのでいやがっていた。
高い木の上に登って食べていると、時間が過ぎるのを忘れた。
すぐ近くの山中に住んでいたおじいさんに、「キツネが出るぞ」と早く帰るように促されたりもした。
通りがかったアベックも、男性がいい格好をして木に登って彼女にとって見せたりもしていた。
今から考えてみれば、その頃は山の中を歩いてデートするアベックもいたのだ。
山桃はアケビと並んで、元気な野生児のご馳走だった。
学校の前の山桃も、以前は取りに来る人もいたが、今は落ちるに任せている。
鳥も一時は食べに来ていたが、今はあまり見かけない。
街路樹に成り下がって、見向きもされない山桃は今の豊かさを象徴している。
春に生えるこの地方ではコッポンといわれるイタドリもそうだし、野いちごもそうだ。
赤とんぼの歌に出てくる、桑の実も山でなりっぱなしである。
クルミのように健康にいいと宣伝されれば、きっと取りに来る人も出てくるだろう。
でも今は自動販売機の飲料水やコンビニのお菓子には勝てないのである。
自分もとって食べている姿を見られるのは、少し気恥ずかしさを感じてしまう。
あれほど仲間で競って奪い合うようにして食べた山桃なのに・・・
ちょうど今はたくさん実がなって、地面に落ちている。
赤色が黒ずんだのを口に入れると、懐かしい味がする。
山桃は小学生の頃に、友達とよく向山(丸山)に行って木に登ってとって食べた。
その頃は、牧場をしている家の同級生が山の上に住んでいた。
その子の家では、山桃をふるい落として家族で集めると言っていた。
自分たちはせいぜい袋に入れて帰るくらいだが、親は山桃が服を汚すのでいやがっていた。
高い木の上に登って食べていると、時間が過ぎるのを忘れた。
すぐ近くの山中に住んでいたおじいさんに、「キツネが出るぞ」と早く帰るように促されたりもした。
通りがかったアベックも、男性がいい格好をして木に登って彼女にとって見せたりもしていた。
今から考えてみれば、その頃は山の中を歩いてデートするアベックもいたのだ。
山桃はアケビと並んで、元気な野生児のご馳走だった。
学校の前の山桃も、以前は取りに来る人もいたが、今は落ちるに任せている。
鳥も一時は食べに来ていたが、今はあまり見かけない。
街路樹に成り下がって、見向きもされない山桃は今の豊かさを象徴している。
春に生えるこの地方ではコッポンといわれるイタドリもそうだし、野いちごもそうだ。
赤とんぼの歌に出てくる、桑の実も山でなりっぱなしである。
クルミのように健康にいいと宣伝されれば、きっと取りに来る人も出てくるだろう。
でも今は自動販売機の飲料水やコンビニのお菓子には勝てないのである。
自分もとって食べている姿を見られるのは、少し気恥ずかしさを感じてしまう。
あれほど仲間で競って奪い合うようにして食べた山桃なのに・・・
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