今では日本人でも武道したり祭りに参加する人以外は、足袋を履くことは殆ど無いだろう。
作業で地下足袋を履いている人も、滅多に見られなくなった
私と足袋の関わりは大学時代の剣道の練習に始まる。
どうしても足の裏にたこができて、それが潰れたりしたので、足袋を用いていた。
普通の足袋を用いて滑りすぎるので、破れた竹刀の柄皮を自分で縫い付けたりした。
その後、結婚して子供が出来てから畑仕事をするのに、長靴だとどうしても蒸れて水虫になりそうだったので、農作業用の地下足袋を使っていた。
ただ、地下足袋は小鉤(こはぜ)をはせるのが面倒な上に、雨の時や溝掃除には使えないし、泥がついて洗うのは手間であった。
そのうち蒸れにくい長靴も売り出されて、主にそちらを使い、どうしても暑くて蒸れそうな時には履き古した運動靴を履いていた。
この夏の暑さは尋常では無くて、早朝の犬の散歩と農作業にはまた地下足袋を用いるようになった。
その地下足袋は足先が先まるで二股になっておらずどの靴下でもはけて良かったのだが、ファスナーを上げるのが重く、何よりも靴底が薄くて散歩には適していなかった。
それで散歩には従来のトレッキングシューズで行い、農作業ではその先丸の地下足袋に履き替えていた。
そのうち、トレッキングシューズのそこがハガレだし、つま先のゴムも破けて朝露の水がしみだした。
そこで新しいトレッキングシューズを探したが、防水加工をしている物は蒸れやすいとレビューに書いてある。
それなら散歩して朝露で濡れてもそのまま農作業の出来る地下足袋エアージョグにしようと思った。
近年は祭りでこの地下足袋エアージョグがよく履かれているようで、品数も多いが値段はトレッキングシューズ並みにした。
それでレビューに耐久性の良いと書かれてある<ヤマタ エアー足袋 7枚コハゼ>の27cmをポイントや割引を使ってYahooショッピングで安く買った。
数日前に届いていたのだが今朝(9/10)になってようやく雨が止んだので、散歩から履き始めることにした。
この地下足袋はつま先が従来通り二股になっている。
実はこの日本独特の足袋は韓国人がチョッパル(豚足)と言って、日本人に対して侮蔑的に用いることは知っていた。
日本人は琉球、薩摩を除いて豚を食用し始めたのは大正昭和だと言われているし、豚足は今日でもなじみがない。
日本人はチョッパルが豚足を意味して、侮蔑的に使われていると言われてもピンとこないと思うが、それを知っている私は堂々と散歩に用いるのには躊躇いもあった。
しかし、以前にフランスでカラフルな地下足袋が人気あると聞いていたし、テレビドラマの「陸王」でも足袋型シューズが格好良かった。
だから、これからは敢えて地下足袋エアージョグを愛用しようと思っている。
実際使用してみると、確かに小鉤を嵌めるのは面倒だし、それなりの靴下も履かねばならない。
しかし、しっかり歩いてみて分かったのだが、小鉤は4通りくらいに太さの調節ができる。
小鉤のかけ方によってしっかりと踵を固定することができる。
今回は歩き出してから途中で調節していたのだが、最初からそれを考えて小鉤を嵌めていったら歩きやすいと思った。
また、歩く時にしっかりと足が上がるので足を引きずることも無く、つま先の踏ん張りがしっかりとできた。
武道で足袋が用いられるのも、高所作業で地下足袋が使われるのもその特性からだと思う。
アスファルトの道はクッションが効いて全く問題なかったが、防水加工をしていないので草の生えた道は夜露で濡れて浸みてきた。
ただ、家に戻ってからも履き替えること無く農作業ができたので、便利と言えば便利だった。
これからはパリジェンヌのようにカラフルな地下足袋を買って町で履いても良いと思う。
ネットで調べたら和柄の地下足袋も数多く販売されている。
気象破綻した世では、まさしく足にクールなクールジャパンの逸品として全世界に普及してほしいと思う。
ただ、韓国では流行らないとは思うけど・・・・