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2014年12月21日日曜日

赤穂でのI Love You

この週末、久しぶりに夜の赤穂を歩いた。
年末の忘年会シーズンだというのに、人通りはそれ程多くない。
駅前通を賑やかに歩いているのは、どうも大学生である。
時間があったので、路地裏を歩いてみたが、店の中もお客がいなくて寂しい感じである。

忘年会の一次会が終わり、二次会ではカラオケをしたいというので、何人かでスナックに入った。
そこで、一緒に来ていた音楽専門のNさんが、「尾崎豊の『I love you』を歌いませんか、私は上を歌いますので」と言ってくれた。
あまり自信は無かったけれど、歌い始めると何とか歌える。
さすが、Nさんが、うまくコーラスを付けてくれたので、ますます気持ちが入っていく。
自分でも歌えるのが不思議なくらい声も出る。
最後まで歌い終えて、皆から暖かい拍手を頂いた。
Nさんと握手を交わし、「これからも歌を一緒にやりましょうよ」と約束した。


この歳になると、こういう曲を誰のために歌うのか分からなくなる。
ただ、年齢の近いNさん同様、若かりし日に思いを寄せた人に対して歌っているのかもしれないし、家にいる奥さんに対してかも・・・?
そして、私にはもうしばらくすると、学校を離れていく教え子たちへの気持ちとしてもある。
歌詞の内容は、学校にはふさわしくは無いが、不器用な心のふれあいとしては通じるものがあるだろう。
恋愛がはかないように、学校は出会いと別れの繰り返しでしか無い。
そこにいる生徒は、相変わらず10代後半の世代なのだが、教師である私はどんどん過去のものになっていく。
おそらく尾崎豊など今の生徒は殆ど知らないだろう。
十数年前にある女生徒が、一生懸命、黒板に尾崎豊の歌詞を書いていたことを思い出す。
店を出ての人通りの無い帰り道も、その歌をひとり口ずさんだ。
去年の修学旅行で行った北海道富良野の夜を思い出しながら・・・

追記
家で 尾崎豊の『I love you』をカラオケで一人歌ってみました。良かったら来てください。



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