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2014年12月27日土曜日

いつかのクリスマス

今年のクリスマスはあまり普段と変わりなかったが、私の要望でチキンを、家内の趣味でアイスケーキが食事に出た。
私は中学高校大学とミッション系の学校に10年間も行っていたので、クリスマスとはそこそこ縁があった。
ただ、キリスト教は身近にあったけれど、あまり興味は持てなかった。
クリスマスもどちらかというと、単に年中行事の感じもする。
ミッション系スクールは別として、普通校ではあまりクリスマスは授業とは関係ない。
ところが、廊下で若い女性の先生が、着ぐるみを着ていたので、くまのプーさんかと思ったら、トナカイだった。
よく見たら確かに鼻が赤い。
英語の授業を楽しくするために、先生がALTの先生と色々工夫をしているのだ。

私は特別支援学校での勤めが長いので、そこではクリスマス会を多く経験した。
毎年、生徒と教師が合唱や合奏の練習をして楽しんだ。
中でも、私は思いきってB'zの「いつかのメリークリスマス」をギターを弾きながら歌ったのが忘れられない。
今から3年ほど前だったので、当時の生徒がこの歌を知っているか不安だったが、一緒に歌ってくれたので嬉しかった。
この歌はB'zの中でも一番好きな歌で、忘年会などでも歌ったりしていた。
カラオケが殆どだったので、ギター一本で歌うのは非常に緊張した。

この曲は何となく、自分が東京で暮らしていた頃を思い出させる。
歌詞の中の「線路沿い」というのを、西武新宿線であったり、東急東横線と重ねてしまう。
しゃれた椅子どころか、家具はリサイクルショップで買いそろえたのだが、それなりに輝いていたのかもしれない。
そして、「いつまでも手をつないでいられると思っていた」という一節も、色々と思い出を巡らせる。
若き頃の恋愛の破局、最近では子供や生徒の巣立ち。
特別支援学校では、孫のような生徒が泣き止まないので、手をつないで廊下を一緒に歩いたのを思い出す。
本来はクリスマスは家族で楽しく過ごす日なのに、この曲とともに寂しく感じてしまう。
そういえば、去年のクラス解散会でこの歌を歌ったのだが、生徒は憶えてくれているだろうか。
ラジオなどで流れたら、私のことを思い出してくれたら嬉しい。

カラオケで歌ってみました良かったら聴いてください「いつかのメリークリスマス」

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