なかなか細かくて、作るのに非常に手間取った。
長い時間をかけて、作った割には食べるのは速かった。

私の子供の頃も、父親が特別に鶏をつぶして、吉岡鍋で焼いたことがある。
古い小さな家の庭の片隅で鶏を飼っていた。
その鶏の卵はごちそうで、鶏の肉はかなりのごちそうだった。
だから、クリスマスはめったにないごちそうが食べられる日。
大きなクリスマスケーキも、一年に一度の楽しみだった。
このケーキを親子6等分に切るのが大変で、4人兄弟は良いところを狙っていた。
そして、じゃんけんで順番を決めて好きな部分をとった。
小さい弟は、飾り付けに目が行っていたように思う。
私は飾りのチョコレートが好きだった。
しかし、じゃんけんは弱かった。
昨日のクリスマスイブは夫婦と息子3人で、ドライブ帰りに買ったコンビニのフライドチキンとティラミスケーキを食べた。
ささやかなクリスマスイブだった。
我が家ではもうクリスマスは特別な日ではなくなって久しい。
夕方から降り出した雨も、夜更け過ぎには、雪どころか大雨となった。
それでも、一人きりでは無い、穏やかな幸せの夜となった。
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