私は特別支援学校に勤めていた頃、生徒がいきなり後ろから「あ! カッパがいる」と言われたことがある。
というのも、私の頭のてっぺんあたりは薄くなっており、その下の髪の毛が伸びていたのでカッパのようになっていた。
その生徒は観たまま正直に叫んだだけなのだ。
それ以来、なるべく髪の毛を短く刈って、カッパの頭にならないようにしてきた。
水泳好きの私は、普段から水泳のことをよく話していたので。
「水もしたたるいい男(プールで泳いで)」と職場の若い職員に紹介文を書かれて、上手いこと言うなと感心した。
皮肉ともとれるが、これからは自己紹介に使えそうだなとも思った。
これまではハンドルネームなどでは、「イルカ」ではなく「海豚」を用いた。
可愛いカタカナのイルカより、海の豚の漢字があっていると思った。
その海豚ないしカッパが、ここ二ヶ月ほどプールから遠ざかっていた。
行きたい行きたいと思いながら、プールには行けなかった。
通勤でプールの傍を通り、電器がついていると思いつつ素通りしてしまっていた。
当然、行く気で泳ぐ用意はしてはいた。
しかし、仕事が終わって夕方になり、寒いし疲れているしで結局行かずじまいに終わった。
今日(3/2)は朝から休みで、しかも天気が良くて気温も高い。
夕方、クロの散歩をして、先日風でずれた波板を直してからプールに出かけた。
ちょうど、スイミングの生徒がタイムを計っていた。
そのすぐ横で、アップを始めた。
いつもの「負ケルモンカ」の癖が出て、アップなのにスピードを出してしまった。
久しぶりなので、肩や足にに疲労や痛みがなくて思ったよりスムーズに泳げた。
しかし、正直なものでしばらく泳ぐと、腕が疲れて思うように動かせなくなってしまった。
久しぶりにいつもの水泳仲間と話すのも楽しい。
火野正平が自転車で佐用町に来てうどんを食べていたのが、テレビで出ていたという。
彼はずっと自転車に乗っているのでは無くて、放映される区間だけ自転車に乗っているそうだ。
テレビで少し観るたびに、お尻は痛くないのかと気にしていたが、全然問題なかったわけである。
私も自転車は好きだが、お尻が気になって長い距離は敬遠している。
そんな話をしたり、同じ水泳仲間の知り合いの息子さんから父親の様子を聞いたりもした。
彼の父親は水泳もやるが、退職後は山にも良く登っている。
冬山にも登っていると聞いて、本格的だなと感心した。
不慣れな仕事を憶えることや、人間関係に疲れ果て水泳も歌もできていない。
まさしく干からびたカッパなのである。
今日は干した大根を漬物にしたが、干からびた人間は食えない。
これからは無理をしてでも、頭に水をかけようと思う。
水も滴るイイ男として・・・
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