私の今の仕事には宿直がある。
手当が付くのだが、私は辛い。
独身の若い人は、宿直が多い方が収入が増えるので良いという。
そういえば、以前勤めていた学校にも宿直勤務があり、手当が高かった。
私は宿直の次の日も授業があり、夕方になると頭痛がしたので辛かった。
しかし、当時は独身の若い人は、他の人の宿直も引き受けて基本給よりも手当が高いほどになった。
さすがに、それはしばらくして禁じられたが、若さの違いはそういうものである。
自分も若い頃は、少々寝なくても平気で、仲間と飲み明かしてそのまま朝を迎えて職場に行った。
また、修士論文を書いている時には、一週間まともに布団で眠らなかった。
机でペンを握って、午前二時だと思っていたのが、いつの間にか午前4時になっていた。
要するに、頭がシャットダウンしていたのだ。
修士論文を書いていた人の中には、腰痛を起こして救急車で運ばれた人もいた。
私は、修士論文を提出する日はまともに駅の階段が登れなかった。
それでも、次の日は回復していた。
若さとはそういうものだろうと思う。
ところが、今は宿直で0時に寝て5時に起きるが、一時間おきに目が覚める。
そして、次の日は頭がもうろうとして、はっきりしない。
前日の勤務も、昼食を夕食でとるような過酷なものだったせいもあるが、気力だけで仕事をしていた。
そして、午後からは振り替えで休ませてもらい、やっとの思いで帰宅した。
そして、午後からどころか、夕食後も爆睡した。
眠られるだけ、良いのかもしれないが、こんな生活が長く続けられるはずは無いと思う。
年齢の差は回復の差だと思うが、それを如実に感じさせるのが宿直である。
お金よりも眠りが欲しい年頃なのである。
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