去年はパートで働いていたので、夏休みらしきものはなかった。
今年は常勤で働いているので、夏期休暇もあった。
勤務も夏休み時間で、普段より二時間早く出勤し、その分早く帰った。
9月になって、元の勤務時間になり、二時間遅い時間に戻った。
今朝はその関係で、いつも起きていた朝の5時半には目が覚めなかった。
6時半に起床したので、散歩は以前のように食後にすることになった。
出かけるのは7時半、既に朝日はさんさんと照ってまぶしい。
竹笠を被り、いつもの北のコースを通ることにした。
このところ害獣予防で、電気柵が多く張ってあり、農道も場所によっては塞がれている。
なるべく人家は避けたいのだがやむなく通り、その人家で飼われている犬に吠えられたりした。
クロは陽が照っていると、用水路に飛び込み体を冷やしたり、水を飲む。
今日も何度も用水路に入った。
そして、久しぶりに岡山空港へ着陸する飛行機を目にすることが出来た。
いつもの8時25分に、大きな機体が上空に現れた。
ずっと早朝に歩いていたし、このところ天気が悪かったのでお目にかかっていなかった。
汗をかきながら歩いていても、飛行機を見ると得をした気分になれる。
昨日の5時半の散歩では、日中ではお目にかからない多くの人が歩いていた。
この時間は、農作業をしている人以外は、誰一人いない。
私の散歩は、飛行機に慰められる、健康管理のトレーニングに戻った。
この夏休みは、家内と一緒に色々とドライブしたし、出張で神戸に二度も出かけていった。
そして、何よりも研究に没頭できる時間も持てた。
大きな気分転換になった反面、元の仕事に戻るのが今までに無く苦痛に感じた。
ネットを調べると、更年期障害の症状に似ている。
男の場合は精神的な原因も大きいようだが、青年期とは違う夏休みの救いがあったのだろうと思う。
今の時期に、自殺する子供が多いと言うが、心が乱れるのは老齢の私も一緒である。
長い夏休みはある意味で罪作りなのかも知れないが、これを楽しみに普段耐えているところもある。
しかし、臨時勤めの私には、来年の夏に夏休みがあるかどうか分からない。
ひょっとして、ずっと夏休みのような状態になるかも知れない。
この季節に必ずかかる山下達郎の名曲「さよなら夏の日」は、大人になっていく少年の心を歌っている。
それが、年老いていく我が心にしみていく。
さよなら夏に日 ぼくらは年老いていくよ・・・
ただ、学童の仕事で忙しかった家内は、世の母親と同様に早く夏休みが終わって欲しいと言い続けていた。
こちらは嬉しい「さよなら夏の日」である・・・
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