母親が入院して、病状から個室に入ることになった。
私は、金曜日の夜に仕事から帰るなり、寝袋を持って病院に駆けつけた。
横になっても眠ることは出来ず、うとうとしては何度も起きた。
朝になって、朝日が周りの景色を赤く染めながら、浮き立たせてくれた。
部屋は5階にあって南向きである。
残念ながら川や海は見えないのだが、子供の頃から見慣れている、西の方の山の景色が見える。
赤穂から見える西の方の山は、なだらかである。
どうも古代のカルデラの外輪山の後らしいのだが、今思えば赤穂以外のところにはあまりない景色だった。
山は変わらないのだが、市街地の南側はずいぶんと変わったと思う。
そもそもこの病院自体ここには無かった。
一番目立つのは関西電力火力発電所の白い煙突。
西の方に総合体育館や運動場。
そして、南にはショッピングセンター。
工場や牧場があった河口付近の地域には、高層の住宅も建てられた。
ずっと赤穂に住み続けてきたわけではないが、その変化を見続けてきた。
私は60歳なので、半世紀以上の移り変わりを見てきたことになる。
おそらく今住んでいる上郡の高田地区は、半世紀でこれほどの変化はなかっただろう。
それが赤穂と上郡の違いなのだろうと思う。
赤穂の実家も手入れがいかなくて、庭も荒れ放題になっている。
近所の知った人は高齢化する一方で、話をしたことのない若い人もいっぱい住んでいる。
たまたま何年かぶりに出会った従兄弟の変貌ぶりにただ驚くばかりである。
おそらく自分も変貌していて、従兄弟もそう感じたであろう。
久しぶりに病室の窓から赤穂の景色を眺めながら、時代が流れていったことを感じざるを得なかった。
そして、病室に横たわっている母親にも、かつては若くて元気な時代があったことも思いだした。
今の母親からは、以前の容貌を伺うことが出来ないが・・・
病院に入院していいる赤穂に縁のある高齢の人は、窓の景色から昔を思い出しながら過ごしているのだろうと思う。
元気で若い頃のことを思い出させてくれるのも、治療の一つになっているのかも知れない。
播磨の西外れにある私の生まれ育った赤穂や、今暮らしている上郡に関すること、農作業,山野河海の恵み、趣味の水泳、音楽、専門である有機農業や、教育、文化人類学、民俗学に関することなどを、きままに記してみます。
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2019年10月29日火曜日
2019年10月23日水曜日
琵琶湖そして日本海2019秋
去年は10月には沖縄に結婚式のため出かけた。
今年は何の予定もないので、せめて平日に夫婦で休みが取れたので、少し遠くまで行こうと思った。
今度、滋賀県の大津に仕事で出かける予定があるので、下見がてら行ってみようと思った。
というのも、神戸からの新名神や湖西道路を通ってみたかったこともある。
天候は曇り空だったが、気候は暑くもなく寒くもなく良いドライブ日和。
久しぶりに山陽自動車道にのり、神戸から新名神へ入った。
今までは中国自動車道を使っていたが、高槻まで新名神で走るのは初めてである。
殆どが山の中を走り、山陽自動車道の延長という感じだった。
途中、宝塚北SAに立ち寄ってトイレ休憩をした。
土日は、非常に混雑するそうだが、ゆったりとしていた。
高槻からはいつもの名神で、久しぶりに懐かしい景色を眺めた。
早いもので京都には自宅から二時間ほどで来られる。
その京都を素通りして、大津ICで一般道に戻った。
独身の頃は京都や大津付近はよくドライブできたのだが、夫婦で来るのは初めてである。
今度、仕事で来るあたりをうろうろした後、湖西道路に入った。
国道161号線は琵琶湖を西から眺められるドライブコースで、雄大な琵琶湖の景色を味わった。
途中、「道の駅 妹子の里」に立ち寄って、昼食をとった。
美味しそうな近江牛もあったが、軽めのうどん定食を食べた。
再び、北に向けて行くと、一般道になり湖のそばを通っていく。
私は家内にはどこに行くとは言ってなかったので、ずっと行き先をどうするか尋ねられていた。
日本海まで行くというと、不安がられるかと思ったからである。
実際、湖と反対の山は非常に険しく、北西に向かう手頃な道がなさそうだった。
結局、行き先をあかし、家内が道路マップで国道303号が良いことを見つけたので、高島からその道を通ることにした。
303号を通ると簡単に小浜に出ることが出来た。
小浜は以前に息子と家内と一緒に来たことがある。
ちょうど朝のテレビドラマ「ちりとてちん」が放送されていた頃である。
「道の駅 若狭おばま」に立ち寄って、そこからしばらく海沿いの一般道を走った。
以前通った国道27号なのだが、家内は殆ど憶えていなかった。
このあたりは入り江が多くて、落ち着いた雰囲気である。
その後、小浜西ICから舞鶴若狭自動車道に入った。
本当は一般道を走りたかったのだが、帰る時間を考えると出来なかった。
以前来た時は一般道で、舞鶴の港に停泊している自衛艦も見ることが出来た。
途中で日本海を山間から見ることが出来たが、山の中を走る自動車道は景色が単調で面白みに欠けた。
同じ山間でも、一般道だったら京都丹後鉄道と絡み合って、その列車の通るのを見て楽しむことが出来た。
そして、自動車道が出来て今は寂れてしまっているのが多いが、ドライブインに立ち寄ってその地域の特産品を眺めたりした。
篠山のあたりから雨も降り出して、薄暗くなってしまった。
途中のパーキングには雨のせいで面倒となって一度も寄らなかった。
そして、再び中国自動車道にのり山崎ICまで行き、そこから一般道で自宅に戻った。
出発したのが10時頃、戻ったのが18時過ぎで、車には8時間くらい乗っていた。
通った府県は大阪府、京都府、滋賀県、福井県で兵庫県を加えると5県にまたがる旅となった。
走行距離は500kmを超えており、通行料金は往復9000円ほどかかった。
それにガソリン代が加わるので、二人で移動するのに12000円ほどはかかっている。
朝早く出かけるとか、目的地をしっかり決めて調べておく方が、もっと充実したドライブにはなったと思う。
ただ、二人で交代で運転できるので、体力に無理がないので、気ままにどこにでも行けるのだ。
最後は雨が降り出したので、家内が長い距離を運転することになってしまって申し訳はなかった。
20歳代の頃は自動車道が整備されていなかったので、これだけの距離を移動することは大変だった。
今は自動車道のおかげで、我々のような年齢でもそれほど無理なくこなせる。
ただ、一般道の方が魅力あるドライブには間違いが無い。
事実、一般道を多く使って行った以前の小浜へのドライブの方が記憶に多く残っている。
自動車道のドライブは、新幹線の旅と同じ、一般道のドライブは鈍行の旅と同じだろうと思う。
私は本来は鉄道なら鈍行の旅、ドライブなら一般道の旅が好きなのだが・・・
今年は何の予定もないので、せめて平日に夫婦で休みが取れたので、少し遠くまで行こうと思った。
今度、滋賀県の大津に仕事で出かける予定があるので、下見がてら行ってみようと思った。
というのも、神戸からの新名神や湖西道路を通ってみたかったこともある。
天候は曇り空だったが、気候は暑くもなく寒くもなく良いドライブ日和。
久しぶりに山陽自動車道にのり、神戸から新名神へ入った。
今までは中国自動車道を使っていたが、高槻まで新名神で走るのは初めてである。
殆どが山の中を走り、山陽自動車道の延長という感じだった。
途中、宝塚北SAに立ち寄ってトイレ休憩をした。
土日は、非常に混雑するそうだが、ゆったりとしていた。
高槻からはいつもの名神で、久しぶりに懐かしい景色を眺めた。
早いもので京都には自宅から二時間ほどで来られる。
その京都を素通りして、大津ICで一般道に戻った。
独身の頃は京都や大津付近はよくドライブできたのだが、夫婦で来るのは初めてである。
今度、仕事で来るあたりをうろうろした後、湖西道路に入った。
国道161号線は琵琶湖を西から眺められるドライブコースで、雄大な琵琶湖の景色を味わった。
途中、「道の駅 妹子の里」に立ち寄って、昼食をとった。
美味しそうな近江牛もあったが、軽めのうどん定食を食べた。
再び、北に向けて行くと、一般道になり湖のそばを通っていく。
私は家内にはどこに行くとは言ってなかったので、ずっと行き先をどうするか尋ねられていた。
日本海まで行くというと、不安がられるかと思ったからである。
実際、湖と反対の山は非常に険しく、北西に向かう手頃な道がなさそうだった。
結局、行き先をあかし、家内が道路マップで国道303号が良いことを見つけたので、高島からその道を通ることにした。
303号を通ると簡単に小浜に出ることが出来た。
小浜は以前に息子と家内と一緒に来たことがある。
ちょうど朝のテレビドラマ「ちりとてちん」が放送されていた頃である。
「道の駅 若狭おばま」に立ち寄って、そこからしばらく海沿いの一般道を走った。
以前通った国道27号なのだが、家内は殆ど憶えていなかった。
このあたりは入り江が多くて、落ち着いた雰囲気である。
その後、小浜西ICから舞鶴若狭自動車道に入った。
本当は一般道を走りたかったのだが、帰る時間を考えると出来なかった。
以前来た時は一般道で、舞鶴の港に停泊している自衛艦も見ることが出来た。
途中で日本海を山間から見ることが出来たが、山の中を走る自動車道は景色が単調で面白みに欠けた。
同じ山間でも、一般道だったら京都丹後鉄道と絡み合って、その列車の通るのを見て楽しむことが出来た。
そして、自動車道が出来て今は寂れてしまっているのが多いが、ドライブインに立ち寄ってその地域の特産品を眺めたりした。
篠山のあたりから雨も降り出して、薄暗くなってしまった。
途中のパーキングには雨のせいで面倒となって一度も寄らなかった。
そして、再び中国自動車道にのり山崎ICまで行き、そこから一般道で自宅に戻った。
出発したのが10時頃、戻ったのが18時過ぎで、車には8時間くらい乗っていた。
通った府県は大阪府、京都府、滋賀県、福井県で兵庫県を加えると5県にまたがる旅となった。
走行距離は500kmを超えており、通行料金は往復9000円ほどかかった。
それにガソリン代が加わるので、二人で移動するのに12000円ほどはかかっている。
朝早く出かけるとか、目的地をしっかり決めて調べておく方が、もっと充実したドライブにはなったと思う。
ただ、二人で交代で運転できるので、体力に無理がないので、気ままにどこにでも行けるのだ。
最後は雨が降り出したので、家内が長い距離を運転することになってしまって申し訳はなかった。
20歳代の頃は自動車道が整備されていなかったので、これだけの距離を移動することは大変だった。
今は自動車道のおかげで、我々のような年齢でもそれほど無理なくこなせる。
ただ、一般道の方が魅力あるドライブには間違いが無い。
事実、一般道を多く使って行った以前の小浜へのドライブの方が記憶に多く残っている。
自動車道のドライブは、新幹線の旅と同じ、一般道のドライブは鈍行の旅と同じだろうと思う。
私は本来は鉄道なら鈍行の旅、ドライブなら一般道の旅が好きなのだが・・・
2019年10月17日木曜日
栗より美味しい
シバ栗は確かに甘くて美味しい。
でも酒のつまみになったり、おやつになったりする程度である。
やはり、ご飯のおかずになるのは、イモである。
今年は雨が降らない時には、エンジンポンプを回したりして苦労した。
そのかいあって里芋もサツマイモも出来は良い。
大分前から里芋は掘り始めて、煮付けで食べている。
サツマイモも昨日から掘り始めて、さっそく大学芋で頂いた。
自宅裏の畑では今まであまりサツマイモを作ったことがなかった。
赤穂の方が、砂地で作りやすかったからだ。
ところが、赤穂では管理が行き届かなくて、このところ上手くいっていない。
そこで今年は裏の畑で作り始めた。
粘土質なので、掘るのも手間であり、やたら大きくなってしまって、スコップで切り刻んでしまう始末である。
それでも形の良いものもあり、人にあげても喜ばれそうだ。
実は私の母親の好物でもある。
このところ、私の実家や家内の実家に、枝豆や里芋を持って行っている。
人にもらってもらって、喜んでもらうのも農業の楽しみである。
イモを掘り起こした時、ちゃんと良いのが出てくるのも楽しみだ。
そして、裏の畑は二階の窓から時々眺めては、その元気な姿が励みとなる。
出荷して儲けようとなると、そんなことは言っていられないだろうが、自給目的なら気楽である。
これからも、余分に出来たら出荷する程度で、自給自足に近づく農業を目指したいと思っている。
近所の人がそういう生活で健康に暮らしているのを見ていればこそ出来るライフスタイルである。
でも酒のつまみになったり、おやつになったりする程度である。
やはり、ご飯のおかずになるのは、イモである。
今年は雨が降らない時には、エンジンポンプを回したりして苦労した。
そのかいあって里芋もサツマイモも出来は良い。
大分前から里芋は掘り始めて、煮付けで食べている。
サツマイモも昨日から掘り始めて、さっそく大学芋で頂いた。
自宅裏の畑では今まであまりサツマイモを作ったことがなかった。
赤穂の方が、砂地で作りやすかったからだ。
ところが、赤穂では管理が行き届かなくて、このところ上手くいっていない。
そこで今年は裏の畑で作り始めた。
粘土質なので、掘るのも手間であり、やたら大きくなってしまって、スコップで切り刻んでしまう始末である。
それでも形の良いものもあり、人にあげても喜ばれそうだ。
実は私の母親の好物でもある。
このところ、私の実家や家内の実家に、枝豆や里芋を持って行っている。
人にもらってもらって、喜んでもらうのも農業の楽しみである。
イモを掘り起こした時、ちゃんと良いのが出てくるのも楽しみだ。
そして、裏の畑は二階の窓から時々眺めては、その元気な姿が励みとなる。
出荷して儲けようとなると、そんなことは言っていられないだろうが、自給目的なら気楽である。
これからも、余分に出来たら出荷する程度で、自給自足に近づく農業を目指したいと思っている。
近所の人がそういう生活で健康に暮らしているのを見ていればこそ出来るライフスタイルである。
2019年10月14日月曜日
因幡路2019年秋
この10月12日から14日の三連休は、初日は台風の影響でドライブはためらわれた。
日曜は天気も良くて、午前中に山に行ってシバ栗を拾ったり、午後からは農作業をした。
このところ、道ばたに落ちているシバ栗を拾うのは、売っている栗よりも美味しいと言うことが分かったからだ。
小粒の物が多いが、中にはそこそこ大きいのもある。
何よりも甘くて、味も濃い。
村の人は誰も拾わないが、鹿などが食べるので、拾えるところは限られている。
今日14日は家内とドライブに出かけることにしたが、久しぶりに鳥取に行きたくなった。
いつもの鳥取道を通って、今回は初めて鳥取西道を使って走っていると、浜村鹿野温泉IC近くの「道の駅 西いなば気楽里(きらり)」の案内板が目に付いた。
道の駅はICを降りてすぐにあった。
さすがに温泉のある道の駅として、足湯が入り口に設置されていた。
6月30日オープンしたばかりと言うことで、新しくて広く、綺麗に整っていた。
最初からここを目的にしていたわけではないので、中の様子を見てから食事にするかどうか決めた。
12時頃だったので、順番まで待って席を案内された。
今まで行った道の駅の食堂の中では一番広く感じた。
実は以前に白兎海岸の「道の駅 神話の里 白うさぎ」で食事をしたことがあった。
今回もそこに行こうかと思っていた。
確かに二階の食堂は海の眺めもすばらしく、料理の品数も多い。
ただ、家内には値段が高い割には、味が今ひとつだったようだ。
今回の「西いなば気楽里」の食堂は、料理の品数は多くは無いが、値段がお手頃である。
私が頼んだ刺身定食には、焼き魚などもついていて1500円だった。
家内の頼んだ海鮮丼も1300円で、ともに「道の駅 白うさぎ」の半値程度である。
「道の駅 白うさぎ」の値段の多くは場所代だと考えるべきだが、こちらの方が気軽に立ち寄れそうだ。
周りの人も、塩鯖定食などを頼んでいて、美味しくて安いのを求めていることが分かる。
ただ、お茶や片付けはセルフサービスである。
自動車道は景色が面白くないので、そこからは一般道を通ってマリンピア賀露に向かった。
途中の海岸線の国道9号線は眺めが素晴らしい。
今回は台風の影響がまだ残っていて、大きな白波が立っている。
これだけの大波は、播磨灘近辺ではお目にかかれない。
白兎海岸に打ち寄せる大波が見られただけでも、今日のドライブは価値があったように思えた。
マリンピア賀露に立ち寄って買い物をしたが、多くの観光客で賑わっていた。
そこから出て、初めて鳥取の漁港沿いの道を通った。
鳥取は飛行場の隣に漁港があって、落ち着いた港となっている。
自動車道を使わずに国道29号線と53号線を使って帰ることにした。
この道は、まだ自動車道がなかった頃に、子供を連れて砂丘を見に来た時に使った道である。
ところが、途中で間違って自動車道に入ってしまい、智頭南ICで再び一般道にもどってから大変な行程になってしまった。
結局県道296号(西谷那岐停車場線)というとんでもない山道を通って那岐に行き、そこから国道53号線に戻ることが出来た。
とにかく、他の人や車に会うこともなく、道には台風影響か杉の枯れた枝葉が散乱していた。
中国山地によって山陽と山陰が画されていることが実感させらた。
途中から、美作に向かう県道51号を使い、国道179号に入ることが出来た。
それまで、どんよりとした曇り空だったのが、晴れ間の見える明るい景色になった。
実は、ここあたりの道は、以前に鳥取に行く時に迷い込んだ道であった。
とにかくナビを使わない私たちのドライブは常にハプニングがついてまわる。
そのスリリングな行程のおかげで、休み前の日常の気分が一新されてしまうのである。
子供らと楽しく過ごした砂丘への日帰り旅行を懐かしもうと思ったのに、新しい冒険の旅になってしまった。
ただ、いつものように、車の中では口ずさめる懐かしい歌が流れていた。
今日一番風景とマッチしていた歌は、NHKのAMから流れていた、ホイットニー・ヒューストンのI Will Always Love Youだった。
日曜は天気も良くて、午前中に山に行ってシバ栗を拾ったり、午後からは農作業をした。
このところ、道ばたに落ちているシバ栗を拾うのは、売っている栗よりも美味しいと言うことが分かったからだ。
小粒の物が多いが、中にはそこそこ大きいのもある。
何よりも甘くて、味も濃い。
村の人は誰も拾わないが、鹿などが食べるので、拾えるところは限られている。
今日14日は家内とドライブに出かけることにしたが、久しぶりに鳥取に行きたくなった。
いつもの鳥取道を通って、今回は初めて鳥取西道を使って走っていると、浜村鹿野温泉IC近くの「道の駅 西いなば気楽里(きらり)」の案内板が目に付いた。
道の駅はICを降りてすぐにあった。
さすがに温泉のある道の駅として、足湯が入り口に設置されていた。
6月30日オープンしたばかりと言うことで、新しくて広く、綺麗に整っていた。
最初からここを目的にしていたわけではないので、中の様子を見てから食事にするかどうか決めた。
12時頃だったので、順番まで待って席を案内された。
今まで行った道の駅の食堂の中では一番広く感じた。
実は以前に白兎海岸の「道の駅 神話の里 白うさぎ」で食事をしたことがあった。
今回もそこに行こうかと思っていた。
確かに二階の食堂は海の眺めもすばらしく、料理の品数も多い。
ただ、家内には値段が高い割には、味が今ひとつだったようだ。
今回の「西いなば気楽里」の食堂は、料理の品数は多くは無いが、値段がお手頃である。
私が頼んだ刺身定食には、焼き魚などもついていて1500円だった。
家内の頼んだ海鮮丼も1300円で、ともに「道の駅 白うさぎ」の半値程度である。
「道の駅 白うさぎ」の値段の多くは場所代だと考えるべきだが、こちらの方が気軽に立ち寄れそうだ。
周りの人も、塩鯖定食などを頼んでいて、美味しくて安いのを求めていることが分かる。
ただ、お茶や片付けはセルフサービスである。
自動車道は景色が面白くないので、そこからは一般道を通ってマリンピア賀露に向かった。
途中の海岸線の国道9号線は眺めが素晴らしい。
今回は台風の影響がまだ残っていて、大きな白波が立っている。
これだけの大波は、播磨灘近辺ではお目にかかれない。
白兎海岸に打ち寄せる大波が見られただけでも、今日のドライブは価値があったように思えた。
マリンピア賀露に立ち寄って買い物をしたが、多くの観光客で賑わっていた。
そこから出て、初めて鳥取の漁港沿いの道を通った。
鳥取は飛行場の隣に漁港があって、落ち着いた港となっている。
自動車道を使わずに国道29号線と53号線を使って帰ることにした。
この道は、まだ自動車道がなかった頃に、子供を連れて砂丘を見に来た時に使った道である。
ところが、途中で間違って自動車道に入ってしまい、智頭南ICで再び一般道にもどってから大変な行程になってしまった。
結局県道296号(西谷那岐停車場線)というとんでもない山道を通って那岐に行き、そこから国道53号線に戻ることが出来た。
とにかく、他の人や車に会うこともなく、道には台風影響か杉の枯れた枝葉が散乱していた。
中国山地によって山陽と山陰が画されていることが実感させらた。
途中から、美作に向かう県道51号を使い、国道179号に入ることが出来た。
それまで、どんよりとした曇り空だったのが、晴れ間の見える明るい景色になった。
実は、ここあたりの道は、以前に鳥取に行く時に迷い込んだ道であった。
とにかくナビを使わない私たちのドライブは常にハプニングがついてまわる。
そのスリリングな行程のおかげで、休み前の日常の気分が一新されてしまうのである。
子供らと楽しく過ごした砂丘への日帰り旅行を懐かしもうと思ったのに、新しい冒険の旅になってしまった。
ただ、いつものように、車の中では口ずさめる懐かしい歌が流れていた。
今日一番風景とマッチしていた歌は、NHKのAMから流れていた、ホイットニー・ヒューストンのI Will Always Love Youだった。
2019年10月7日月曜日
秋祭りの準備
この日曜日は朝の七時から、八幡神社の境内の清掃作業にかり出された。
例年は八時から作業というのが普通だが、今年は6月に作業が出来ていないこともあって、時間がかかると思ったようだ。
私は、何を頼まれても良いように、草刈り機、充電式の普通のチェーンソーとトリマーを持ってきていた。
ところが、大きく枝を張った桜の木の枝を切り落とすと言うことで、そちらをかってでると、脚立に載っての作業は危険と分かった。
そこで、もう一度家に戻って、高枝を切り落とす充電式のチェーンソーを持ってきた。
少し脚立に上っただけで、上手く大枝は切り落とすことが出来た。
切り落とした後は、エンジン式のチェーンソーが裁断してくれた。
その後は、充電式のトリマーで境内の植え込みを刈っていった。
多くの人がコードの必要なトリマーを持ってきており、コードを延ばすのも一手間だった。
また、エンジン式のトリマーは重くて、誰も使おうとしなかった。
私と同じ充電式のトリマーを持ってきている人が一人だけいた。
その人はマキタ製の高額な物で、私の物より大きかった。
その人も色々試した結果、充電式にしたという。
家の庭の刈り込みなら、コード式で良いだろうが、こういう神社の境内では手間が非常にかかる。
結局、境内の作業は二時間ほどで、例年と同じくらいの作業時間で済んだ。
今年の与井の八幡神社の祭は、10月20日である。
宮総代として参加しなくてはならない。
今年からは、小中学生が「浦安の舞」を60年ぶり奉納してくれる。
若い宮司さんになって、意欲的に準備をしてきたおかげである。
伝統は守るだけでなくて、場合によっては復活させることも重要なのだと思う。
また、場合によっては、新しい取り組みもあって良いと思う。
できれば、子供だけでなくて、年配の人も参加できるような、催しもあって良い。
去年は村のお稚児さんの行事に、年配女性のフラダンスが行われた。
寂れていく村だからこそ、祭で盛り上がって行ければと願っている。
例年は八時から作業というのが普通だが、今年は6月に作業が出来ていないこともあって、時間がかかると思ったようだ。
私は、何を頼まれても良いように、草刈り機、充電式の普通のチェーンソーとトリマーを持ってきていた。
ところが、大きく枝を張った桜の木の枝を切り落とすと言うことで、そちらをかってでると、脚立に載っての作業は危険と分かった。
そこで、もう一度家に戻って、高枝を切り落とす充電式のチェーンソーを持ってきた。
少し脚立に上っただけで、上手く大枝は切り落とすことが出来た。
切り落とした後は、エンジン式のチェーンソーが裁断してくれた。
その後は、充電式のトリマーで境内の植え込みを刈っていった。
多くの人がコードの必要なトリマーを持ってきており、コードを延ばすのも一手間だった。
また、エンジン式のトリマーは重くて、誰も使おうとしなかった。
私と同じ充電式のトリマーを持ってきている人が一人だけいた。
その人はマキタ製の高額な物で、私の物より大きかった。
その人も色々試した結果、充電式にしたという。
家の庭の刈り込みなら、コード式で良いだろうが、こういう神社の境内では手間が非常にかかる。
結局、境内の作業は二時間ほどで、例年と同じくらいの作業時間で済んだ。
今年の与井の八幡神社の祭は、10月20日である。
宮総代として参加しなくてはならない。
今年からは、小中学生が「浦安の舞」を60年ぶり奉納してくれる。
若い宮司さんになって、意欲的に準備をしてきたおかげである。
伝統は守るだけでなくて、場合によっては復活させることも重要なのだと思う。
また、場合によっては、新しい取り組みもあって良いと思う。
できれば、子供だけでなくて、年配の人も参加できるような、催しもあって良い。
去年は村のお稚児さんの行事に、年配女性のフラダンスが行われた。
寂れていく村だからこそ、祭で盛り上がって行ければと願っている。
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