昨晩、母の頼まれごとがあって、病院に見舞いに行った。
病室で母と話をしていると、孫二人(私にとって甥と姪)が母親と見舞いに来てくれた。
インフルエンザの予防注射をしたついでに寄ってくれたという。
久しぶりに会った二人は思ったより大きくなっていた。
この二人は赤穂で生まれ、赤穂で育ってきた。
そして、母は時折、孫の家に行って食事をしたりして楽しく過ごしたしていた。
私の子供も幼い頃は毎週のように、私の実家に行ってじいちゃん・ばあちゃんと会う機会はあった。
しかし、子ども達は学校中心の生活になって、盆正月や冠婚葬祭以外に会う機会は殆どなくなっていた。
それに比べて、近くに住んでいた弟夫婦の孫達は、普段から会う機会が続いていた。
だから、母にとって一番親しい孫と言えるのかも知れない。
因みに私の姪は高校生だが、妙な縁で姪の担任の先生をよく知っている。
というのも、担任の先生が大学生時代、私の勤めていた高校へ教育実習に来た時に、私が指導教官になったからだ。
私は初めての経験で、私の家にまで来てもらって指導したことも憶えている。
今は立派な先生になり、姪の担任をしてもらって、喜んでいる。
早いものでその姪も来年から短大に行くことが決まった。
家から通えるところなので、赤穂から離れることはない。
私の娘はどこの学校へ行っても、私の知り合いがいて、それが負担だったようだ。
地元を離れて行った大学には、初めて私の知り合いがいなくてほっとしたようだ。
逆に息子は、私の知り合いの先生に、よく声をかけてもらって喜んでいた。
そして、今でも地元の上郡で暮らしている。
ベッドの周りで色々話をして、そろそろ帰ると言うことになった。
姪は母の枕元に行って、母の手を握って、「おばあちゃん 元気になってね」と励ましてくれた。
「やはり、女の子は優しいね」と褒められるのを見た甥も、同じようにそばに行って母の手を握って励ましてくれた。
母は非常に喜んで、久しぶりに笑顔を見せてくれた。
一時は今後のことを悲観して、元気を失っていた母だが、孫達の手は大きな励ましとなったようだ。
私のような実の子どもでも、この歳になってはなかなか出来ないことを、若い孫達はためらいなくしてくれる。
母だけでなく、私も含めて老いたる者は、若い世代に支えられていることを感じざるを得なかった。
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