この12日日曜は、朝の8時からトンド作りの村作業に出かけた。
大勢の人でやったので、一時間ほどで仕上がった。
火をつけるのは夕方の4時からなので、午後からは家内と買い物に出かけることになった。
龍野で買い物が終わって、「どこへ行く?」と聞かれたので、「どこでも」と答えると、運転している家内は北に向かった。
どこに行くのかと思ったら、伊和神社に行くという。
私は正月から近所の荒神さんや八幡神社を参拝していたので、神社にお参りに行くという考えはなかった。
宍粟市の一宮にある伊和神社には、このところ季節ごとにお参りに来ている。
私の仕事が不安定なので、家内はこの神社にお願いをしている。
3月で常勤の勤務を退職して、4月から非常勤の仕事を考えているので、家内としても不安なのだと思う。
揖保川沿いの道路を通ると、やはりトンドを作ったり、はや燃やしているところがある。
煙が上がっていると、トンドのように思えるが、ただのたき火だったりもした。
神社の前の道の駅は思ったより混んでいなかったが、大きな観光バスが着いたところだった。
ご年配の方がたくさん降りている最中で、駐車するのにも気を遣った。
何回もお参りに来ているが、団体客に出逢うのは初めてである。
まず、参拝をして、道の駅で買い物をした。
帰りの道沿いは、やはりあちこちでトンドが行われており、賑やかなところや数人しかいないところなどまちまちだった。
私も帰宅後、クロの散歩を済ませてから、村のトンドに行った。
トンドは既に火が付いていて、大きな木を燃やすのを私も手伝った。
途中で強く雨が降り出して、雨に濡れた服を乾かしながら、村役の仲間とお酒を酌み交わした。
翌日13日は成人の日で休みだったが、午後から吉備の神社かお寺に参りに行こうと思っていた。
以前から家内から独身の頃に家族で最上稲荷へ正月に行って、道が大変混んでいて途中で引き返した話を聞いていた。
だから、あまりに混んでいたら、途中で引き返しても良いと思っていた。
以前に倉敷に行った時に総社行きのバスが走っていたので、倉敷の方から向かうことにした。
途中から吉備路への案内板が出ていたので、その方面に向かえば問題なかった。
少々不安を抱えながらも、以前通った道に出ると、何とか最上稲荷の入り口に着いた。
そこで、駐車場の客引きのおばさんに誘導されながら、駐車したが1000円もの駐車料金に驚いた。
後で分かったが、もう少し山の方に上がって離れたところなら、500円の所もあった。
車から降りて、門前町の参道には多くの屋台が出され、多くの人で賑わっている。
前日行った伊和神社とはまるっきり違い、まるでお祭りだ。
前回北のは夏で、縁日でもなかったので、人通りも閑散としていたし、閉めている店も多かった。
多くの人がお参りを済ませて坂を下りてくる中、家内と二人で人混みを避けながら上っていった。
古い方の本殿は、赤穂の木津の大工さんが作ったと案内板に書いてあった。
まさか、吉備の最上稲荷が赤穂と関わりがあると思ってもいなかった。
参拝も終え、お守りも買った。
私は今年こそ出版までこぎつけるように「お願い地蔵尊」で家内は健康祈願のお守りだった。
南の岡山方面に向かう来た道は来る時にすごく混んでいたので、いったん北に向かうことにした。
案の定、途中から吉備SAに向かう道に辿り着き、そこから山陽自動車道に入ることが出来た。
SAでトイレを済まして、土産物も買った。
和気まで山陽自動車道で走り、その後国道二号線で上郡に帰った。
播磨と吉備でちゃんとお参りをしたので、きっと今年はいい年になるだろうと思う。
神社やお稲荷さんはそんな気持ちにさせてくれる、パワースポットなのかも知れない。
難しい教義を説かれるよりも、肌でそれを感じるのがアニミズムを古代から受け継いできた私たちなのかも知れない。
そして、何よりも歴史がそこにまた息づいており、それを体感できるのも魅力でもある。
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