栗の季節になった。
丹波篠山では大きくて甘い栗が売られ出した。
圧力を掛けてはじいた栗は格別に美味しい。
この時期の篠山は観光客で一杯なのだが、年に一度は訪れている。
それにもまして、今の私の楽しみは散歩の道すがらシバ栗を拾いそれを食べることだ。
シバ栗は木によって大きさも違うが、ドングリよりも小さい物も多い。
しかし、普通に店頭で売っている栗よりも甘くて美味しい。
近所の山には植えながら放置してしまった栗の木もあり、近くの人が勝手に拾ったりしている。
私も以前は、なるべく早く散歩に出かけて拾ってきたりした。
大きい栗はそうして皆が拾うが、シバ栗は見向きもされず、鹿などの動物の餌になっている。
だから、動物との競争にはなるが、朝早く行くとポケット一杯くらいにはなることもある。
この季節は大粒のシバ栗のある遠くの山にまで、散歩に出かけることもある。
以前は面倒なので茹でたりしていたが、今年からはシャトルシェフを使って蒸している。
蒸したシバ栗をテーブルに置いておいて、おやつやつまみ代わりに食べている。
因みにテーブルの上には、家で穫れたサツマイモ、落花生や買った銀杏も同じように蒸した物が並ぶ。
家内には栗の皮などが下に落ちるのでいつも小言を言われている。
日本人の前歯はシャベル状になっていると言うことだが、栗の実を皮からへずりとるのにちょうど良い。
小さな栗は爪で剥くのは面倒なので、全部歯で剥いて食べている。
だから、食べかすは鹿などの動物のものとよく似ている。
石臼で磨り潰していた縄文人よりも退化してしまっている・・・・
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