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2024年5月31日金曜日

プールに戻った爺海豚

 この春から年金暮らしが始まり、研究と百姓に明け暮れていたのだが、朝の散歩だけでは運動が足りない。

百姓も体をよく使うときとそうでないときもあり、運動を確保できるわけではない。

持病の糖尿病の数値も仕事していた時と変わらず悪いので、また、水泳を始めることにした。

上郡町にはB&Gの温水プールがあり、年間利用券(年券)はそう高くない。

年券を買って週に二度は泳ぐことに決めた。


最初はここ5年ほど泳いでいなかったので、まともに泳げるか心配だった。

案の定、ゆっくり泳いでも息が上がった。

ただ。クイックターンは下手ながらできたので安心はした。

スピードも情けないくらい遅くて、クロールで50m泳ぐのに1分以上かかってしまった。

すぐに顔が熱くなってしまって、連続して泳げないので、休み休み泳いでいた。

以前練習していた4泳法の泳ぎは、キック、プル、スイムと組み立てて、3000mほど時間をかけて泳いでいた。

しかし、今は種目はこなしても、量はこなせなく、2000mほどしか泳げない。

しかも、時間をかけすぎていたので、監視員に2時間までだと注意さえされた。

そして、何よりも情けなかったは、練習の疲れが数日続いたことだった。

以前は毎日のように泳いでも、翌日に影響することはほとんど無く、泳がない方が調子が悪かった。


そんな状態でも練習を続けるために年券を買って、火曜日と金曜日の15時から17時までを練習時間と設定した。

時間の設定は、スイミングスクールの関係で練習コースに余裕があるからで、17時からは一人で1コースとることはできない。

都会のプールではまず無理だろうが、私はバタフライを練習したいので、できたら一人で1コース使いたいのだ。

18時以降ならコースも余裕なのだが、早く飲みたいので無理と思った。

とにかく、泳いだ後のビールがたまらなくうまいのが、魅力であるから続けられる。

ただ、スクールのない時間帯で、一人泳ぐのは嫌いで、子供たちが元気に泳いでいる姿を眺めながら泳ぐのが楽しい。


ここ一ヶ月は、泳いでる時も泳いだ後も、疲労感を感じることが多かった。

しかし、やっとこのところ、元に戻りつつある。

クロールの50mも、45秒を切って泳ぐこともできるようになった。

バタフライや背泳ぎもスムーズに泳げるようになってきた。

ただ、相変わらず平泳ぎはまともではないし、個人メドレーは100mが限界だ。

練習量は約2000mのままにして、休憩を少なくしてスピードを少しずつ上げていっている。


先日、以前一緒に練習していた人に久しぶりに会った。

風邪を引いて長い間これなかったそうだ。

その男性は競争好きで、一緒に練習したがった人だが、心臓を手術してから、一日1000mほどしか泳いでいない。

その泳ぎ仲間が時間をとっているのは水中歩行で、監視員の人とおしゃべりも楽しんでいる。

私よりも確か6歳ほど上だったと思うが、私もその歳になったらそうなるのかなと、不安を覚えている。

マスターズレースで活躍していた知り合いの女性も、練習中にくも膜下出血でプールで亡くなっているので、気をつけなくてはいけない。

それでも、自宅にこもりがちな生活には、この週二回の練習は欠かせないと思っている。

今は農繁期で火、金以外の曜日のその時間帯と、土曜日は農作業に充てている。

農繁期が過ぎたら、泳ぐ回数を増やしていこうと思っている。

なにせ、このところ体重が90kg前後と重いままなので、お医者さんから減量するように強く言われている。

老齢となった自分の心身ともの健康のために始めたが、孫のような子供と並んでする水泳は、自称海豚とって何よりの楽しみとなっている。

孫のいない私には、それが一番のモチベーションなのだ。




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