私はパソコンを使い始めて以来、ワープロはジャストシステムの一太郎である。
漢字変換を担うATOKは、阿波徳島に由来すると大分前から聞いていた。
マイクロソフトとwordが主流になっていって、職場である高校の事務文書はwordやexcelになっても、ATOKだけはつかい続けていた。
教材やテスト問題はずっと一太郎のままで、業者から提供されている資料などとの不具合も生じたが、一太郎を愛用してきた。
そして、いまだに個人的な研究に用いているのは一太郎で、「一太郎2023」を使っている。
ところが、ATOKが年間契約方式になってしまい、今日(5/27)から、使えなくなってしまった。
マイクロソフトのIMEを使ってみたが、日本や中国の歴史に使う漢字の変換がスムーズではない。
私はATOKの文字パレットにずっと頼ってきたのだ。
ネットで調べると、ATOK2018からATOK2022までなら、再インストールできると書いてあった。
自分が以前使っていたのはATOK2017である。
年間8000円近く払って契約更改するか、ATOK2017をインストールするか迷ったが、結局毎年8000円近くの負担は耐えきれないと思った。
それで、ATOK2017をインストールすることにして、現在のところうまく働いている。
残念なのは単語登録をもう一度やり直さねばならないことだ。
これまで、一太郎はver3から、バージョンアップして使ってきたが、初めてダウングレードした。
実は、私はOCRソフトは「読んでココ!!ver12」を2006年以来使い続けている。
一時はWinXP以降のOSに対応できてなくて、ほかのOCRソフトを使ったが、Win10でまた十分使えるようになったので今でも大活躍だ。
一太郎と読んでココが無いと私の研究が成り立たないのである。
一太郎の文書では、ハイパーリンクでデーターをリンクしていて、検索機能も用いて膨大な文献データーの構築を行っている。
また、文献はスキャンしてOCRで一太郎文書にして読んでいるのだ。
たぶん、今の若い研究者は生のデジタルデーターやデジタル書籍をそのまま使っているのだろうと思うが、デジタル化されたものが利用できない私にはこの方法しかない。
勿論、国会図書館のデジタル化された文献も使ってもいる。
しかし、県立図書館の文献を活用するにはこの方法しかないのだ。
最近、友達の大学の先生に英文書籍のことを尋ねたら、邦訳より安くKindleで手に入ると教えてもらった。
ただ、amazonで調べてみると、5000円近くした。
プロの研究者にとっては、書籍代は必要経費だが、私のようなアマでは無駄遣いでしかなく、どうしても必要な書籍しか買っていない。
だから、図書館の書籍を利用しているので、そのことを彼に理解してもらうことは無理だと思った。
年金だけの収入に頼っている百姓にとって、研究は道楽でしかない。
しかし、その道楽が生きがいになっているのだ。
その生きがいを続けるために、節約してダウングレードもするし、もう販売されていないソフトを使い続けている。
パソコンも壊れるまで長く使い続けている。
きっと、次買い換えるときは、OSがバージョンアップしていて、ATOK2017も使えなくなっているだろう。
せめて自分の健康寿命が尽きるまでは、なんとか動いてほしい。
ジャストシステムさんも、そういう利用者にも配慮してほしい。
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