私の勤務する学校では昨年よりエアコンが普通教室に入った。
設定温度が28度になっており、室温が30度になれば入れることになっている。
各教室で付けたり消したりもできず、温度調節もできず、階毎に事務が調節している。
ところが、窓を閉めてエアコンをかけたらかえって暑くなってしまう。
我慢できなくて、結局窓を開けざるを得ないので、エアコンは役に立たない。
つまり、設定温度28度で窓を閉め切ると全く役に立たないのである。
以前勤めていた学校では、各教室毎で管理されていたが、それも温度管理が難しかった。
エアコンの吹き出し口ではよく効いて寒い位なのだが、遠いところでは暑い。
どおしても暑いところなくすために、温度を下げざるを得なくて寒さを訴える生徒もいた。
これに関しては扇風機を併用させて、ある程度の温度調節はできた。
ただ、エアコンの消し忘れや、勝手に使用するなどの問題もあった。
一番過酷だったのは、特別支援学校だった。
教室が足りなくて、特別教室を普通教室として使っていた。
この場合、北側の教室である場合が多く、夏場はほとんど風が入らない。
隣の校舎からの照り返しなどで、たまらない状態になった。
それでも、服装を短パンとTシャツにすることができたので、何とか乗り切れた。
今の学校では短パンTシャツで授業ができるのは、体育の授業くらいである。
先日、いつもはポロシャツを着るのだが、試しにカッターを着てみた。
授業中にめまいがして倒れそうになってしまった。
十分水分補給ができてなかったようで、自販機でスポーツ飲料を買って乗り切った。
すべての教師が暑さに参っているわけでは無い。
基礎体温の低い人や、階段を使わずにエレベーターで移動する人などは、大丈夫なようだ。
生徒はじっとしているので、暑いと言いながらも何とか耐えられている。
こんな環境でも、事務からは経費削減で我慢を強いられる
温暖化された環境に耐えられない学校施設そのものが、無用の長物のように思える。
いっそ、超クールビズを生徒も教師も実行したらどうだろうか。
実は男子校だった母校は、暑いときはランニングシャツで授業を受けても良かった。
男女共学では難しいかな・・・
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