以前紹介したように、うちの愚犬クロは野良犬時代の習慣を維持している。
一番の問題点は狩猟である。
蛙や蝉を捕まえて、その場で食べるのである。
当然、道で死んで乾燥している物も、自分なりに安全を確かめて食べている。
家では十分ドッグフードを食べさせ、骨や犬用のガムも与えているのにである。
野良犬時代に生き抜いてきた習性だと、私も半ば許していた。
ところが、今朝、道ばたの竹輪を見つけてくわえている。
不自然に溝の端に置いてあって、落としたり捨ててあったりという風では無かった。
とっさに毒入り竹輪かもしれないと思い、食べるをの止めさせた。
これで拾い食いはもう禁止となった。
ネットで躾方が紹介しているが、どうも現実的では無い。
仕方ないので、口輪を買ってはめることにした。
ついでに、ハーネスやトレーニング用のロープも買った。
早速、試してみた。口輪の効果はてきめんである。
嫌がって転びながら外そうとしたが、簡単には外れない。
近くの公園でトレーニングロープを使って遊んでやった。
小さければリードを外してやったのだが、ここまで大きくなる逃げたら捕まえられない。
しかも、手からもらう餌は警戒して、見せてもやってこないので使えない。
家に来て初めて、「おいで」と呼んで跳んできたのを抱き寄せてやった。
公園で遊んで、たんぼ道を帰る。
いつものように田んぼに飛び込みたがるが、ハーネスをしているので簡単には引かせない。
ところが不意に田んぼに飛び込んだので、前から思いっきり引っ張ると外れてしまった。
きちっと長さを調節してなかったのだ。
稲の中で遊び回るクロ、姿は見えずただ稲穂が揺れる。
「クロおいで」と呼びかけるが、行ったり来たりを繰り返している。
もう、このまま逃げてしまうのかと不安になった。
ところが、ある程度して気が済んだのか、呼ぶ声に戻ってきた。
これで厳しく怒ると、逃げた時に戻ってこないと思って、戻ってきたことを逆に褒めた。
とんだハプニングだったが、クロが勝手に逃げてしまわないこともこれで分かった。
まだ子供で衝動を抑えきれないクロに付き合うのは大変なことだ。
考えてみれば、人間に直したら中学生くらいなのかもしれない。
生徒に接する気持ちでクロに接するしか無いのか・・・
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