職場ではかつて若い頃に一緒に仕事をして、その後しばらく一度も会っていなかった人に出会ったりする。
私は採用後2校目で職業高校に赴任し離任して以来、工業・商業系の職業高校とは関わりが無かった。
だから、今の職場では、20年ぶりほどで再会した人もいた。
還暦同窓会で感じたのと同じような感覚になったが、同じ職業なのでその変容ぶりには感がえさせられるものがある。
気になるのは心臓が悪いと良いながら、タバコを吸い続けている再会した同僚だ。
その一方で、今の職場で初めてお目にかかった臨時講師の方がいる。
私は時々お話をさせてもらっているのだが、てっきり最近退職したばかりと思っていた。
ところが、後期高齢者と聞いて驚いた。
しかも、エイサーを今でも習って、人前で演じ続けているという。
同じ教師でありながら、こうも違うものかと考えさせられた。
果たして私は15年後にも、これほど元気でいられるだろうか?
私はいつも友達の歯科医にかかっている。
彼は開業医なので、定年退職は無い。
生活には将来不安はなさそうなのだが、健康には私以上に不安を抱えている。
私よりも重い糖尿病と、高血圧を患っている。
そして、医者であるにもかかわらずタバコを吸い続けている。
彼には仕事以外にこれといって趣味も無く、楽しみが無いといつもぼやいている。
私は、研究を続けるのが楽しみで、できる限り健康でそれを続けたいと思っている。
それが、彼にはうらやましいという。
考えてみれば、私はプロの研究者では無い。
もし、研究で生活を成り立たせていたら、楽しみどころの話では無かっただろう。
私の理想は、「じゃりン子チエ」の花井先生のように、立派な作品を一作でも良いから完成させることだ。
プロとは違うアマとして、良い作品を仕上げたいと思っている。
プロの作品に遜色のないものができれば、こんな嬉しいことは無い。
これは、健康でエイサーをしている人にも通じることだろう。
プロにはなれなくても、アマとして魅力が発揮できれば良い。
そういう気持ちがあればこそ、何とか健康を保ちたいと思える。
今度、友達の歯医者にもその楽しみを伝授してあげたいと思っているが、果たして話に乗ってくれるだろうか・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿