梅が咲くこの季節になると、御津町の綾部山の梅林が気になる。
いつも、期末試験中に年休が取れるので、それを利用して家内と出かけている。
今年は、2月の下旬ということになった。
いつもの年は3月上旬が多い。
今年は、行く前に弁当を買っていくことにした。
綾部山に行くルートはいつもいい加減で、去年もたまたまそちらに向かう送迎のマイクロバスの後を追っていった。
今年も適当なところで、綾部山に向かう路地を通り抜けていった。
良い道路や陸橋は去年同様建設中で、完成にはしばらくかかりそうである。
綾部山入り口付近には菜の花畑がひろがっていて、そこには多くの人が花を摘んでいた。
梅だけでなく、菜の花も見せるところが心憎い。
平日だと言うこともあって、人出は大したことは無かった。
今年は暖かいといっても、まだ梅はつぼみが多くて、満開とは行かない。
しかし、しっかりと梅の香りがあたりいっぱいに漂っていた。
何よりも、それほど暖かくないので、坂道を登ってもそれほど熱くならない。
私は薄着にダウンジャケットを羽織って、いつでも脱ぐことができるようにしていた。
家内は靴下の分厚いのをはいていて、展望台まで上がると暑いと言って脱いでいた。
この展望台はいつも人が多いのだが、この日は少なかったので、ベンチに座って弁当を食べることができた。
梅は大して咲いていないが、海の見える絶好の景色をおかずに食べる弁当は本当においしい。
弁当を済ませて、いつもの島の見える展望コースにいき、そこから戻って食堂に行った。
休日なら島の見える展望コースにも飲み物のサービスがあるのだが、平日は食堂だけである。
今年は猿回しも平日にそこでやっていたが、ちょうど昼食の休憩中だった。
いざ、甘酒を飲もうと家内は引換券を探したが見当たらない。
鞄の奥の方にしまい込んでいて、やっとの思いで探し当てた。
甘酒を飲まないと、綾部山に来た気がしない。
殆ど梅ジュースを選ばないが、暑くて一度だけどうしても喉が渇いて飲んだことがある。
家内は甘酒が薄くなったと言っていたが、普段甘い物を食べない私には十分濃かった。
この綾部山の景色が朝のNHKニュースで、空中から映像として報じられた。
黄色い菜の花畑と、色が濃くなった梅山が見事に映し出されていた。
家内は思ったより山は高いと、今更納得していたが、空中からの映像は私には平坦に見えた。
この放送で、これからたくさんの人出で賑わうだろう。
そしたら、駐車場付近の屋台で暇そうだったお兄さんたちも一稼ぎできるに違いない。
猿回しのサルも大活躍できるだろう。
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