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2019年4月22日月曜日

60歳からの暮らし

普通は60歳という歳は、大きな区切りの年となる。
私は既に早期退職しているので、一つの区切りは過ぎているが、やはり区切りになることは間違いない。
一般では60歳を過ぎても、再任用、再雇用で働く人も多いようだ。
私も、全く稼ぐことを止めるつもりは無い。
稼ぐ量を減らしたり、やり方を変えようと思っている。
これからは、自分の心身にしっかりと向き合わねばならない。

本当は、年齢に関わらず心身に気を遣い、健康を保つ必要がある。
しかし、殆どの人は仕事優先の生活の中で、何らかの不調を来してきたと思う。
私は既に20代の大学院生時代に、研究と生活の板挟みで十二指腸潰瘍を患っていた。
30代では、仕事についてからは、腰痛が酷くなったり、痔を煩い一ヶ月も入院した。
40代では、自律神経を患ったり、肥満が続いて、後の糖尿病の原因を作っていた。
50代では、糖尿病で教育入院したり、鼠径ヘルニアで入院して手術を受けた。
要するに、病気を患いながらも、若さと家族への思いで、乗り切ってきただけなのである。
しかし、50代頃から、周りで亡くなっていく人が身近に感じるようになった。
自分も死というものを意識しながら、暮らしていかねばならないと感じるようになった。
また、いくら生きていても、認知症を患ってしまったり、一人暮らしの孤独な生活に不安を感じる。
60歳を過ぎても、仕事に邁進できる人は、そういう不安を回避できる立場か、健康管理を日頃維持している人か、無思慮な人であろう。

子育ても終わっている60歳からの暮らしは、自分を上手く老いさせて行くことをまず考えねばならないと思っている。
研究や趣味を続けていったり、農作業に勤しむのもそのためなのである。
そして、必要なお金は無理をしない程度に、稼ぎ続けねばならないと思う。
それは稼ぐための暮らしから、暮らしのための稼ぎへの転換だ。
それは既に早期退職した時から既に始まっている。
早期退職した村の人たちが、その参考になった。
60歳になった今からは、もう少し肩の力を抜いて暮らしていこうと思っている。



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