ページ

2023年11月5日日曜日

阪神日本一からもらった希望

 1985年は私の運命を変えた年だった。

その年から38年後、再び阪神が日本一になるのをテレビで観た。

野球観戦をテレビでじっくり観るのは何年ぶりだろうか。

若い頃は野球を見るのが好きで、大学時代には彼女と阪神ー中日戦をナゴヤ球場に見に行ったこともあった。


実は38年前は修士論文の執筆中で、阪神を応援する余裕がなかった。

それでも、阪神の優勝に触れて、それが自分にもいい結果へと結びついてくれるものと信じた。

しかし、結果はその逆となってしまった。

この年になって、阪神の優勝がそん時のつらい記憶を蘇らせるとは皮肉なものである。

ただ、38年前選手として活躍していた岡田選手が今年監督として阪神を日本一にしたことは、自分には大きな希望だ。

私にも別な形で研究を実らせる励みとなる。

岡田監督は66歳なので、私も66歳までにはまだ時間がある。


一方、オリックスは播磨養護(特別支援)学校に勤務していたときに、校内のマラソン大会などに来てくれたチームだ。

当時活躍していた、イチロー選手も間近に見ることができたし、田口選手ともお話ができた。

小学生から応援していたのは阪神だが、18年前からはオリックスのファンでもあった。

オリックスの山本由伸選手は隣の備前市の伊部出身ということで応援していた。


この両チームが日本一を競うことは嬉しいことだったが、どちらかというと今回は連覇のオリックスより38年ぶりの阪神の優勝を願った。

それにしても、阪神は自分のように夢を果たせなかった者に親しみと希望を持たせてくれるチームだ。

財界と官界で推進している大阪万博が胡散臭いのに対して、一般庶民が希望と勇気を与える阪神優勝の方がよほど価値がある。

それは幼い頃からソフトボールなどを自分で楽しんだり、野球に励む選手を身近に見ていたからだろう。

今度の大阪万博は奇妙なキャラクター「ミャクミャク」が象徴するように、何か得体の知れない感じがする。

万博は採算にあうかどうかよりも、一般庶民に何をもって希望と勇気を与えられるかが重要に思える。

阪神日本一以前に開催された大阪万博を再びやる以上、阪神優勝以上に心弾ませるものを期待したい。

はたして万博開催の開催責任者に岡田監督はいるのだろうか・・・・







0 件のコメント:

コメントを投稿