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2024年5月27日月曜日

ダウングレード

 私はパソコンを使い始めて以来、ワープロはジャストシステムの一太郎である。

漢字変換を担うATOKは、阿波徳島に由来すると大分前から聞いていた。

マイクロソフトとwordが主流になっていって、職場である高校の事務文書はwordやexcelになっても、ATOKだけはつかい続けていた。

教材やテスト問題はずっと一太郎のままで、業者から提供されている資料などとの不具合も生じたが、一太郎を愛用してきた。

そして、いまだに個人的な研究に用いているのは一太郎で、「一太郎2023」を使っている。

ところが、ATOKが年間契約方式になってしまい、今日(5/27)から、使えなくなってしまった。

マイクロソフトのIMEを使ってみたが、日本や中国の歴史に使う漢字の変換がスムーズではない。

私はATOKの文字パレットにずっと頼ってきたのだ。

ネットで調べると、ATOK2018からATOK2022までなら、再インストールできると書いてあった。

自分が以前使っていたのはATOK2017である。

年間8000円近く払って契約更改するか、ATOK2017をインストールするか迷ったが、結局毎年8000円近くの負担は耐えきれないと思った。

それで、ATOK2017をインストールすることにして、現在のところうまく働いている。

残念なのは単語登録をもう一度やり直さねばならないことだ。

これまで、一太郎はver3から、バージョンアップして使ってきたが、初めてダウングレードした。


実は、私はOCRソフトは「読んでココ!!ver12」を2006年以来使い続けている。

一時はWinXP以降のOSに対応できてなくて、ほかのOCRソフトを使ったが、Win10でまた十分使えるようになったので今でも大活躍だ。

一太郎と読んでココが無いと私の研究が成り立たないのである。

一太郎の文書では、ハイパーリンクでデーターをリンクしていて、検索機能も用いて膨大な文献データーの構築を行っている。

また、文献はスキャンしてOCRで一太郎文書にして読んでいるのだ。

たぶん、今の若い研究者は生のデジタルデーターやデジタル書籍をそのまま使っているのだろうと思うが、デジタル化されたものが利用できない私にはこの方法しかない。

勿論、国会図書館のデジタル化された文献も使ってもいる。

しかし、県立図書館の文献を活用するにはこの方法しかないのだ。


最近、友達の大学の先生に英文書籍のことを尋ねたら、邦訳より安くKindleで手に入ると教えてもらった。

ただ、amazonで調べてみると、5000円近くした。

プロの研究者にとっては、書籍代は必要経費だが、私のようなアマでは無駄遣いでしかなく、どうしても必要な書籍しか買っていない。

だから、図書館の書籍を利用しているので、そのことを彼に理解してもらうことは無理だと思った。

年金だけの収入に頼っている百姓にとって、研究は道楽でしかない。

しかし、その道楽が生きがいになっているのだ。

その生きがいを続けるために、節約してダウングレードもするし、もう販売されていないソフトを使い続けている。

パソコンも壊れるまで長く使い続けている。

きっと、次買い換えるときは、OSがバージョンアップしていて、ATOK2017も使えなくなっているだろう。

せめて自分の健康寿命が尽きるまでは、なんとか動いてほしい。

ジャストシステムさんも、そういう利用者にも配慮してほしい。





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