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2024年12月21日土曜日

年金暮らしには水泳

 私は上郡町の温水プール(6コース)で、今は週に2回ほど水泳をしている。

年券を25000円ほどで購入しているが、月に直すと2000円ほどになる。

週一回泳ぐと元が取れるので、十分得をしている計算だ。

水泳仲間には毎日来ている人もいる。

午前中は老人を中心に水泳教室があって混雑するので、午後の12時から16時までの時間帯を利用している。

午後からの水泳教室では15時からは1コースだけだが、16時から4コースがふさがり、1コースが泳ぎでもう1コースが歩行用になる。

泳ぐ人が多くなると、1コースだけなので泳力が違う場合はかなり難しい泳ぎ方になる。

だから、その混雑を避けているのだが、それが出来るのは年金暮らしだからだ。


この時間帯はやはり年配の人が中心で、ちゃんとスクールで基本を身につけた人は少数である。

たいていの人は我流で、自分のペースで泳いだり歩いたりしている。

時々困るのは、25m以上泳ぐ人のコースで、泳いでいるそばで歩かれることだ。

ご本人は歩いたり泳いだりと、自分の都合でコースを使っている。

そういう時は仕方ないので、迂回したり、途中でターンをしたりして回避する。

中には、ずっと自己流のクロールで泳ぎ続ける元気な方もいて、励みになる。

私は自分のメニューで泳いでいるが、一緒に競うように泳ぎたがる仲間もいて、70歳を超えているのに息を切らしながら泳いでいる。

以前のようにマスターズに出ようと誘われるが、以前にマスターズで頑張った人がプールで亡くなったことを引き合いに断っている。


スポーツは観光と並んで近代において創出されたものだ。

昔は祭りや行事の中に、娯楽や運動が組み込まれていて、けっこう体力もいった。

そもそも普段の仕事が農作業なので身体をよく動かしていた。

奄美の与路島では舟漕ぎ競争や相撲をするのに、男性は普段から体力作りが欠かせなかった。

男性に限らず、八月踊りを踊り通すには、体力が必要だったことも確かだ。

本土でも一晩中踊り続ける夏の踊りや、秋のだんじりや神輿を担ぐのに普段から鍛える必要があるだろう。

そういう機会を失った多くの日本人で、デスクワークの人や年金暮らしの人は、健康スポーツが必要だと思う。

特に年金暮らしの男性はやることがなくて、ギャンブル、投資、酒で生活を破綻させてしまう人もいるという。

毎日歩くことも大切だが、雨の日や暑さ寒さに関係なくできるのが温水プールでの水泳だ。

水泳は、同じ所を行ったり来たりして単調になってしまうので、練習メニュー自分なりの目標を持てば、レースに出なくても楽しめる。

何より体型が露出するので、体重管理もしっかりしようというモチベーションも上がる。


田舎では水泳をする人が少なくて、プールの維持管理費用が負担になっているので、是非、町民の方や周辺の人に活用して頂きたい。

中には、隣の岡山県から通っている人もいるが、肝心の町民はまだまだ少人数だと思う。

そして、子どもが少ないので幼児コースの人数の少なさは将来のプール維持に不安を感じる。

水泳は年会費と安い水着で費用においては、ゴルフなんかよりもよっぽど安く済む。

こういう田舎では、年金暮らしでお金に余裕の無い人にもお勧めのスポーツでもある。

また、お金の余裕がある人は、やはり水泳教室をお勧めする。

私はコーチの経験があるが、色々と種目が泳げるようになって熱心に取り組んで楽しそうであった。

残念ながら、中心は年配の女性だったが、男性も加わって欲しいと思う。

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