日曜朝の「健康カプセル!元気の時間」は必ず録画して、深夜ゆっくりと観ている。
今回(9/28)は、「〜長寿の秘訣は下半身にアリ!〜足腰健者のマル秘ルーティン」だった。
驚いたのは70歳を超えたご老人が巧みな足さばきでサッカーをしている。
私は高校で教師をしている40歳後半ときに、校内球技大会のサッカーで教師チームの一員として生徒と試合を行ったことがある。
その時既に、息を切らすだけでなく、足の踏ん張りが利かずに倒れたりしていた。
一番の原因は、練習をしていなかったことだが、若いときのような足腰の強さが失われていたのだ。
実はサッカーは高校時代は得意中の得意で、サッカー部の顧問から勧誘されたこともあった。
だから、身の程も知らずムキになってやったのが悪かったのだと思う。
私は水泳を自分でやる前は、ランニングを中心に練習していた。
市民マラソンなどに参加するのに、ムキになって練習したり、特別支援学校では生徒と一緒に走るのが仕事でもあった。
走る中での故障は色々あったが、一番酷いのは左膝の靱帯を損傷してギブスをはめねばならなかった。
これは子どもの運動会で地区対抗リレーに出て、スピードを出しすぎてコーナーを曲がりきれずに転倒して負った怪我だった。
その後以来膝は後遺症となって、走るときにはサポーターをはめるのが普通だった。
そのほか、剣道で痛めたアキレスの腫れを悪化させたり、足底腱膜炎になったり、腰痛になったりと色んな故障が絶えなかった。
そして、決定的に走るのを諦めたのは、50歳半ばで経験した鼠径ヘルニアだった。
この鼠径ヘルニアはサッカー選手もよくなるらしくて、年がいもなく無理な走りをしたのが原因だった。
そして、生まれて初めて全身麻酔をして手術をしたのだが、その影響でデベソになってしまった。
だから、今でも水泳をするときには、自分のへそが気になったりするが、最近はレースに出ていないので人に見られることはあまりない。
走らない代わりに、毎朝犬の散歩でしっかりと歩いてきたのだが、当然ランニングしていた頃に比べれば、足腰は弱っていた。
一番それを感じたのは、水泳の練習でフィン(足ひれ)を付けて練習したときだった。
水泳部の顧問をしているときは、フィンを付けて生徒と一緒に泳いだり、サボっている生徒の後ろから追いかけたりしていた。
それがフィンが重く感じて、ちゃんと蹴れなくなってしまっていた。
だから、最近は水泳の練習のほとんどでフィンを付けている。
そのおかげで太ももの周りの長さは55cmと、同年代の平均48cmを大きく上回っている。
腹の周りには確かに脂肪は付いているが、太ももの周りには脂肪は無い。
何よりも散歩で歩く速度が速くなったし、坂道も楽に上れるようになった。
水泳でもキック力が付いたので、フィンを外して泳いでもバタフライや背泳ぎが楽になっている。
バタフライの50mも辛くなく泳げるようになったので、200m個人メドレーの練習もできるようになった。
多くのプールではフィンを使うことが禁止されているようだが、私が通っている上郡のプールは歩行コース以外で普通に使える。
また、相生のプールのように、歩行禁止のコースでの使用を認めてくれているので、そういう対応をして欲しい。
そうすれば、サッカーやランニングと同じように足腰のトレーニングを楽しく行うことができて利用者も増えると思う。
また、プールに来ている人の中では腰痛で苦しんでいる人もある。
腰痛の人には水中歩行や軽い泳ぎのほうが負担が少ないと思う。
ジムや家で筋トレをするのも良いが、水泳は色んな泳ぎができるようになるのが楽しい。
そして、自分の身体の変化を鏡で確かめられるのも水泳だ。
プールも高齢者が利用できる時間だけの特別なコース規則を設けるなどの配慮をお願いしたい。
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