私は家内からテレビや映画の情報を得ることが多いが、これもその一つであった。
70歳にして若いミュージシャンとこれだけ上手くコラボできる力量に敬服する。
今回はかまやつひろしの追悼コーナーで、かまやつの曲のアクを上手く抜いて心地よい音楽を聴かせてくれた。
かまやつが小田に最初シカトされたという思い出ビデオを出すところなど、小田の若気をつかってかまやつの人柄を出していたのも良かった。
私も熊木杏里の曲は好きだったのだが、NHKの番組音楽に使われた「君の名前」など数曲しか知らなかった。
思春期の繊細さの表現は素晴らしいとおもいつつ、自分が歌える曲では無かった。
今回初めてテレビで人柄を見て、曲のイメージとは違い意外と明るいなと思った。
会場には4万通を超える延べ10万人の中から選ばれた3,000人の観客がいたそうだが、映し出された観客も、音楽の背景として上手く使っていた。
私はどちらかというと、斜に構える聴衆であり、きっと会場にいたら違和感を感じただろうと思う。
撮ったビデオを家内とみながら、「高音」のボーカルばっかりや!と下らぬ言いがかりをつけていた。
それは憧れの裏返しでもあった。
一番素晴らしかったのは、エンディング前の「ダニーボーイ」、エンディングのFlagだった。
彼なりのメッセージが込められているのがよく分かった。
北朝鮮を巡って、日本がおかしくなっているのを訴えたかったのだと思う。
かつての若者はその理想を忘れてしまったのかと言いたかったのだろう。
かつての若い世代や今の若い世代にもきっと彼らのメッセージは伝わったと思う。
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