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2019年6月19日水曜日

国道29号線のドライブ2019初夏

鳥取県立博物館を出た後、どんより曇った中で、時折陽も差していた。
とりあえず、県境の駐車場に置いてある車に向かった。
実は、車のドアミラーには、蜘蛛の巣が張ってあって、蜘蛛もミラーにへばりついて鳥取までついて来ていた。
家内は、その蜘蛛をつかんで、駐車場の植え込みに放した。
つまり、上郡から鳥取に移住させたのである。

昼食は済ましたし、天気も良くないので、ゆっくりと29号線で帰ろうと思った。
鳥取自動車道は、トンネルばかりで面白くない。
道は、若桜鉄道に沿っており、途中の道の駅に立ち寄りながら帰ることにした。
まず、八頭の道の駅に立ち寄った。
このあたりは、果樹園が多いようで、柿などの栽培をしているらしい。
道の駅にも総合フルーツセンターとあったが、今は季節的はずれで、以前買った干したホタルイカやアジを買った。

そこを出た後、しばらく行くと、若桜桜ん坊という道の駅があり、そこにも立ち寄った。
鹿の肉などを売っていたが、値段が高いので買わなかった。
出入り口には鐘がぶら下がっていて、鳴らすと若返ると書いてあった。
そういえば入った時に、鐘が鳴っていたのがそうだったようだ。
鳴らすのも恥ずかしいので、そのまま出発した。

若桜を出てからは、まさしく山越えの道で、戸倉峠に向かって、何度もカーブを曲がりながら走った。
そして、長い新戸倉トンネルを抜けて、兵庫県に戻ってきた。
地名としては宍粟市だが、波賀町は滅多に来ることがないので、なじみがない。
しばらく行くと、道の駅はがに着いた。
ここは、近畿で最初の道の駅だそうだが、竹籠が売ってあった。
今使っている竹籠は、金比羅さんに行った時に買ったもので、壊れていて誤魔化しながら使っていた。
そこで、ためらわず一番大きい竹籠を2200円で買った。
以前は、姫路の商店街でも買えたのに、今は買うのに苦労してた。
ネットで買おうとすると、けっこう高額だった。
地元で作っているわけではなさそうだが、地元の人がよく使うので売っているのかも知れない。
カーブが続いて、頭がクラクラしたので、そこからは家内に運転を代わってもらった。

そこを出で、引原ダムの音水湖のほとりを走った。
ちょうど、カヌーの大会が行われた後で、滋賀県の大津からバス出来ていた。
後で聞くと、この日はカヌーの近畿大会があったという。
峠を越えてからしばらくすると、天気は朝と同じ晴れである。
瀬戸内側と日本海側の天気の違いを実感させられた。
そして、一宮まで来ると、いつも来ている伊和神社が見えてきた。

鳥取まで行くと、旅に出たという気持ちになる。
今回は、国道29号線のドライブがメインとなってしまったが、それはそれで良い気分転換になった。
ドライブレコーダーの映像も、ハードディスクに翌日移した。
次に鳥取に行く時は、また違った行程で行くことを、楽しみにしている。

2019年6月17日月曜日

青谷上寺地おひろめ展示

一月前に、青谷上寺地の展示館に行き、こんど県立博物館でおひろめ展があることを知り、楽しみにしていた。
天気を調べると日本海側は、雲が見受けられたが、それほど酷い雨ではなさそうだった。
こちらは昨日(6/17)は警報が出るほどの大雨だったが、今日は良い天気である。
それが、鳥取道に入って、山々を望む頃には、雨がちらついてきていた。
鳥取市内では、どんよりと雲が立ちこめ、いつ降り出してもおかしくはなかった。

今回は、前回に県立博物館の前を通っているので、ナビなしに辿り着くことが出来た。
ところが、駐車場が満車で、どこに停めようかと迷って、あたりを探した。
結局、県庁が近くにあり、そこの駐車場に停めさせてもらうことにした。
実は、それが正解で、土日は県庁の駐車場に停めるようにという案内を後で見た。
近くと言っても、1km近くはあり、途中には鳥取西高校があった。
大学時代に、鳥取西高校出身で調査サークル仲間がいたので、いつも鳥取に来ると思い出していた。
これが、彼女が卒業した高校と思うと感慨深かった。
それにしても、お城のそばの立派な校舎に驚いた。
そして、しばらく歩いて行くと、城跡と仁風閣が見えてきた。

城跡は、姫路城とは違い、建物は一切残っていないが、その作りは姫路城よりも壮大に感じた。
石垣も、隙間だらけで緻密さはなかったが、実践的な城に思えた。
復元された擬宝珠橋は、本格的な木造で、趣を感じさせるものだった。

満車だというので、混んでいるかと博物館に入ると、入場者は非常に少ない。
時間も昼時だったので、午前中にはもっといたのかも知れない。
青谷上寺地おひろめ展示場には、私たち夫婦以外には係員の一人を除くと、二人ほどしかいなかった。
今回展示されたのは、発掘されたものの一部だが、木造製品が多かった。
現地の展示場の、人骨もなく、生活の息づかいがあまり感じられなかった。
しかし、弥生の人々の生活ぶりはよく分かるように展示してあり、非常に参考になった。
何よりも、石器や土器に関心が行きがちなのだが、木や骨、角を用いた作品の重要さに気がつかされた。
集落も水田だけでなく、周りの森や浜への働きかけが多いことも分かった。

それ以外の展示も足早に見て、食事をするために出ようと思った。
ところが、雨が降り出してきたので、傘を持っていない二人は、ここで食事をすることにした。
ちょうど、1時半の説明会が開催されるという時だったが、それを知っていたら、先に食事を済ませておいた。
博物館の食堂のランチは午後二時までだった。
二人とも、あじフライ定食を食べた。
それ以外は、カレーやオムライスしかなく、海鮮料理はなかった。
しかし、あじフライは地元産のあじを使っていて、美味しかった。
雨も小降りになり、博物館を出ると陽も差し始めていた。
日本海側の天気は、不安定だと思い知った。



2019年6月16日日曜日

犯人はモデム

家内がネットが繋がらないという。
ルーターが壊れたのでは無いかと思った。
というのは、モデムは普通通り光っている。
今考えれば、アラームの警告ランプが点いていたと思う。

新しいルーターを買った。
ルーターとモデムの関係をきちっと理解していなかったので、設定にかなり手間取った。
繋がったと思ったら、直ぐに切れた。
実は、どうもおかしいと思って、フリーダイアルでプロバイダーに電話したが繋がらなかった。
その時は単に混んでいると思っていた。
モデムも疑ったが、電話自体が繋がらないということが、まだ分かっていなかった。
今は、ほとんど固定電話を使わないからだ。

テレビのネット情報も入らなくなり、これはモデムがおかしいと思った。
調べてみると、固定電話も繋がらないことが分かった。
携帯電話でNTTに問い合わせると、やはりモデムの故障だった。
ネットが繋がらなくて、四苦八苦した一週間は何だったのか?
モデムを疑わなかったのは、完全に回線が途絶えていなかったからでもある。

これに費やした、新しいルーターの費用とその設定の時間は何だったのか?

2019年6月15日土曜日

麦わら帽子と竹笠

ついに念願の竹笠を買った。
ずっと買いたいと思いながら、少々高いので普通の麦わら帽子を買って使っていた。
麦わら帽子は主に夏場の農作業に使っていた。
朝の散歩には、workmanで買った布製の帽子を使っていた。
その帽子は、両側面がメッシュになっていて、風通しを良くしてくれていた。
閑谷学校に勤めていた時に、使い始めたのだが、その後は散歩用に二つ用意していた。
しかし、夏場になっていつもの散歩の時間には日差しが強くなってきた。
そこで、麦わら帽子を散歩に使うようになった。
散歩や農作業でよく使い始めると、汗をかくので臭いが気になり始めた。
そこで、竹傘を買うことにしたのである。

竹傘は、頭に乗せるところは、輪っかが付いている。
私は日本手ぬぐいを頭に巻いてから被る。
日本手ぬぐいは、百円ショップの安いものをたくさん持っている。
元々剣道をしていたので、頭に手ぬぐいを巻くのは慣れている。
面をつける時と違い、帽子や傘を被る時は、後ろに布が垂れるようにまく。
風の無い時は乗せるだけで十分だが、風のある時は顎紐をつけねばならない。
竹傘の欠点は風の抵抗を受けやすいということだ。
しかし、涼しさは麦わら帽子よりも格段に優れている。
麦わら帽子は額に多く密着し、頭頂部も風通しが悪い。
それに比べて、竹傘は額に接する部分が少なく、頭頂部の風通しが抜群である。
クロとの散歩は一時間以上歩くので、竹傘はすごく役に立っている。
麦わら帽子と違い、雨の日でも使えるから優れものである。

ただ、竹傘を学校で被ろうとは思わない。
実は、体育大会など運動場で行う行事には、農作業で用いた麦わら帽子を被っていた。
しかも、年季の入って、穴が開いたり、つばが破れているのを被る。
綺麗な麦わら帽子を被っている女性教師もいたが、普段使っていないということがよく分かる。
よく使い込んで、色が黒くなり、穴が開いたり、破れている方が、自分には風格が感じられる。
生徒に対しても、「どうだ、半端じゃないだろう」と、誇示できるのである。
今、被っている麦わら帽子も、上の方に穴がある。
その穴があるので若干涼しいのである。
残念ながら、今は定時制の学校なので、麦わら帽子は今のところ出番はない。

最近は農作業している人でも、麦わら帽子を被らない人もいる。
たまに、竹傘を被っている人を見ると嬉しくなる。
確かに最近出たアルミのメッシュの帽子も本人には涼しいのだろうとは思うが、値段が高い上、そばの者にはまぶしい。
登山に用いるような洒落た布帽子は、高くて手が出ない。
何せ、竹傘は高いと言っても、1300円程度である。
麦わら帽子はその半値程度で、どちらも安くて機能的な優れものと思う。
熱中症対策には、もってこいに思えるから、是非流行して欲しい。






2019年6月8日土曜日

ジャガイモ掘りとアリ

今日(6/8)は、赤穂の畑で先週収穫できなかったニンニクと、ジャガイモを収穫することにしていた。
昨日は朝にまとまった雨が降った。
田植えも始まっているのに、雨が降らないので貯水池の水を使わねばならない状態だった。
千種川の水量は冬場と変わりはなかったが、川沿いの田んぼは田植えのために水が張られていた。
我が家近辺は殆ど田植えは終わったが、赤穂の方はこれからが本番のようだ。

今日は昨日の雨と打って変わって清々しく晴れ、涼しい風が吹いている。
しかも、強い風なので、麦わら帽子が何度も吹き飛ばされそうになった。
畑の土は雨でほどよく湿って、掘り起こしやすくなっていた。
ジャガイモは、キタアカリとメークインを植えていたのだが、キタアカリの方が葉っぱが黄色くなっていた。
ニンニクを掘り起こした後、キタアカリを掘り始めた。
元々、キタアカリは大きさは小ぶりなのだが、数は多いが小さいのが多かった。
深く植えたつもりだったが、殆どがマルチの直ぐ下でイモになり、たまに深いところからも出てきた。
コンテナ一杯近くなったので、今日の収穫はおしまいにしようと思い、ビワを収穫した。
今年のビワは、家内に手伝ってもらって、いくつか袋がけをしていた。
そこそこ良いのがなってくれていた。

まだ昼には時間があるので、イモをもう少し掘って帰ろうと掘り始めた。
しばらくすると右手首がひりひり痛み出した。
アリにかまれたことが直ぐに分かり、ヨモギの葉をこすりつけた。
収穫したイモを持って実家により、ついでにアロエを塗り続けた。
しかし、家に戻ってから、食事を取って昼寝をして起きた頃は手首は紅く腫れていた。
家内とアリにかまれた話をして、去年は家内が足首をかまれて大きく腫れ上がったことを思い出した。
イモ掘りでは毎年のようにアリの被害に遭うのに、万全の対策をしておくのを怠っていたことを後悔した。
私は足の方は、靴下でズボンの裾を覆うので、大丈夫だが、手首の方は無防備だった。
本来なら、手袋と手甲や腕抜きを使って手や手首を守らねばならないのだ。
まだ、メークインの収穫が残っているので、次回は完全防備で臨もうと思っている。
今回のイモ掘りは、畑仕事も万全に準備してやらねばならないことを、思い知らされた。

2019年6月5日水曜日

梅雨前のミスト

去年はミストを二階のテラスに設置したのは、梅雨が明けた7月中旬だった。
今年は、昨日(6/4)から、ミストを設置した。
田植えは既に始まっているのに、雨はいっこうに降らない。
近隣の貯水池も、池によっては干上がっている。
金曜日には、まとまった雨が降りそうなのだが、既にひび割れの田んぼもある。

当然、我が家の二階のテラスの、ビワやガジュマルは元気がない。
ビワの葉などは、葉先が黄色く枯れたのもある。
テラスの植物だけでなく、その下のモッコウバラなどにも水がかかる。
ミストは二階のテラスとその下の庭にも非常に役に立っているんである。
ミストは雨の降らない夏場には、欠かせない物になっている。

裏の畑も、日曜の朝に大量の灌水をエンジンポンプで行った。
それでも、不十分な所は乾ききっている。
十分灌水したところでは、どうにかサトイモが芽を出して育ち始めた。
ズッキーニも灌水のおかげで、大きくなってきている。
この時期にミストやエンジンポンプでしのがねばならないのは、ある意味で非常事態である。
金曜の雨に期待するしかない。
私もこうして、雨を真剣に待ち望むようになった百姓の端くれだ。
昔なら雨乞いをしただろう。
今は当面エンジンポンプでしのぎ、万一用水路の水が涸れたら、池や川から汲んでくるしかない。
もし、週末に雨が降らねば、軽トラに乗せる貯水タンクの購入を考えねばならないだろう。

2019年6月1日土曜日

ニンニクの収穫2019年に学ぶ

去年、ニンニクを植える時期に、色々と煩雑な問題が起こり、準備もいい加減に何とか植え付けた。
ニンニクの種は、全て自家製で、もし植えないと次の年は、種を確保することから始めねばならない。
特に、赤ニンニクは父から受け継いだ物で、このあたりでは普通には売っていない。
白ニンニクは農産物の直売所で買った物を種にし、年々増やしただけの物ではある。
両方とも毎年100本近く植えていたので、種を買うとなると大変なことになる。
どういうわけか、赤ニンニクは温暖な赤穂の畑でうまく育ち、白ニンニクは少し寒冷な上郡で良く育った。

赤ニンニクと白ニンニクの違いは、分けつ仕方であり、赤はやたら分けつするので、芽かきをしないと小さくなる。
白は、殆ど分けつしないので、芽かきをする必要は無い。
赤穂に植えた赤ニンニクは、マルチも使わずに急いで植えたので、その後の作業が大変だった。
苗の間に生える雑草を取らねばならなかったし、芽かきもせねばならなかった。
そして、花芽を摘まねばならない。
ただ、マルチをしなかったので、追肥として鶏糞をまくことが出来た。

白ニンニクは、家のそばの畑に植えて、マルチも使うことが出来た。
こちらは、花芽を摘む以外に世話は殆どしなかった。
それどころか、マルチの外側に菜の花が自然に発芽して、それが大きくなった。
菜の花も初春の大切な野菜なので、抜かずに大きくなるに任せて、花の蕾を摘んで食べた。
そのうち、花が咲きほころび、綺麗なので切り倒すことは出来なかった。
ニンニクに必要な栄養を取られるのではないか、ニンニクに日差しが当たらないのではないかと心配した。
しかし、結局種が出来るまで放置して、種が出来て枯れてから刈り倒しておいた。

今日(6/1)、両方とも収穫した。
赤穂の赤ニンニクは、午前中に収穫したのだが、備中鍬を使わねば掘り起こせなかった。
思ったより、大きく育っており、昼になったので半分残して収穫を終えた。
因みに、葉や茎はそのまま残して吊るし干しするので、コンテナ二杯分くらいの量になった。
家に戻って飲む第三のビールは格別に美味かった。

一眠りして午後からは、熱い中、裏の畑の白ニンニクを引き抜いた。
こちらはマルチをしているので、備中鍬を使うにはマルチをはがさねばならない。
力はいるが、引き抜くことが出来たので、マルチをそのままにして全部引き抜いた。
こちらも、思ったより大きく育っていた。
白ニンニクは、茎葉付きでコンテナ二杯半ほど獲れた。

赤白どちらも、去年に比べれば、大きな物は少ないが、大きいのは傷みやすいので、ほどよい大きさと言える。
菜の花は、ニンニクに殆ど害を及ぼしていないことでほっと安心した。
まだ、赤ニンニクが残っているが、心配していたニンニクの収穫がうまくできて満足した。
畑で作物を作る時に、いつも世話を十分出来ていないことが気にかかる。
確かに、最近の作物は病気や虫に弱くて、枯れてしまう物もある。
今回は、苗を10本ほど買って植えた空豆が病気にやられて全滅した。
子供の頃よく食べた空豆は、小粒だったが、嫌という程獲れたように思う。
品種改良で、大粒になった分、弱くなったのだろう。
それを考えると、自家製の種は大切に守らねばならないと思う。
菜の花も、きっと来年も環境を整えてやれば、自然に生えてくれるだろう。
無農薬、無化学肥料の農業は、昔の子供の育て方に似ているのかも知れない。
周りの環境さえ良くしてやれば、自然に逞しく育ってくれる。
そして、世代を超えて生き続けられる。
それは、決して金では買えない物だと思う。