一月前に、青谷上寺地の展示館に行き、こんど県立博物館でおひろめ展があることを知り、楽しみにしていた。
天気を調べると日本海側は、雲が見受けられたが、それほど酷い雨ではなさそうだった。
こちらは昨日(6/17)は警報が出るほどの大雨だったが、今日は良い天気である。
それが、鳥取道に入って、山々を望む頃には、雨がちらついてきていた。
鳥取市内では、どんよりと雲が立ちこめ、いつ降り出してもおかしくはなかった。
今回は、前回に県立博物館の前を通っているので、ナビなしに辿り着くことが出来た。
ところが、駐車場が満車で、どこに停めようかと迷って、あたりを探した。
結局、県庁が近くにあり、そこの駐車場に停めさせてもらうことにした。
実は、それが正解で、土日は県庁の駐車場に停めるようにという案内を後で見た。
近くと言っても、1km近くはあり、途中には鳥取西高校があった。
大学時代に、鳥取西高校出身で調査サークル仲間がいたので、いつも鳥取に来ると思い出していた。
これが、彼女が卒業した高校と思うと感慨深かった。
それにしても、お城のそばの立派な校舎に驚いた。
そして、しばらく歩いて行くと、城跡と仁風閣が見えてきた。
城跡は、姫路城とは違い、建物は一切残っていないが、その作りは姫路城よりも壮大に感じた。
石垣も、隙間だらけで緻密さはなかったが、実践的な城に思えた。
復元された擬宝珠橋は、本格的な木造で、趣を感じさせるものだった。
満車だというので、混んでいるかと博物館に入ると、入場者は非常に少ない。
時間も昼時だったので、午前中にはもっといたのかも知れない。
青谷上寺地おひろめ展示場には、私たち夫婦以外には係員の一人を除くと、二人ほどしかいなかった。
今回展示されたのは、発掘されたものの一部だが、木造製品が多かった。
現地の展示場の、人骨もなく、生活の息づかいがあまり感じられなかった。
しかし、弥生の人々の生活ぶりはよく分かるように展示してあり、非常に参考になった。
何よりも、石器や土器に関心が行きがちなのだが、木や骨、角を用いた作品の重要さに気がつかされた。
集落も水田だけでなく、周りの森や浜への働きかけが多いことも分かった。
それ以外の展示も足早に見て、食事をするために出ようと思った。
ところが、雨が降り出してきたので、傘を持っていない二人は、ここで食事をすることにした。
ちょうど、1時半の説明会が開催されるという時だったが、それを知っていたら、先に食事を済ませておいた。
博物館の食堂のランチは午後二時までだった。
二人とも、あじフライ定食を食べた。
それ以外は、カレーやオムライスしかなく、海鮮料理はなかった。
しかし、あじフライは地元産のあじを使っていて、美味しかった。
雨も小降りになり、博物館を出ると陽も差し始めていた。
日本海側の天気は、不安定だと思い知った。
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