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2025年6月10日火曜日

似ニューギニア式サツマイモ栽培の実践②~苗植え~

 ニューギニアのサツマイモ栽培の基本は刈草の上に土を盛って、そこに苗を植え付けることだった。

しかし、いざやり始めると代萩(セイタカアワダチソウ)の地下茎が張り巡らされていたので、土を掘り上げるのに手間取ってしまった。

枯れ草の上の盛り土よりも、代萩を取り除いた場所に苗を植えた方が効率的にできるということで、盛り土の部分も利用しながら苗を植えるタイミングを待った。


今年はこの地方ではサツマイモの苗は高くて、1本70円ほどするのが普通だった。

私は保管していたシルクスイートを畑に植えておいたのだが、なかなか芽が出てこずにようやくこのところ出始めた。

そこでたまたま津山近くの久米の里という道の駅で、20本700円で売っていた<なると金時>と<紅あずま>のそれぞれ20本ずつ40本を、普通に自宅の裏の畑に植えて置いた。

これは伸びた蔓を苗にして増やす予定だったが、天候の具合で思うように伸びてくれなかった。

そこで5/31にホームセンターで40本で2079円の<なると金時>の苗を買って、予報では雨が降りそうな6/7を待つことにしてバケツの中で水に苗を漬けておいた。

ところが雨の予報はずれて6/9からの雨になってしまったので、エンジンポンプも持っていって復活させた赤穂の畑に植えに行かざるを得なかった。

やり方はいつものように、スコップを打ち込んで隙間を開けてそこに植えるやり方だ。

去年に四サイクルのエンジンポンプを買ったので、井戸からくみ上げる水やりは楽だったが以前は、バケツでくみ上げる重労働だった。

しっかりと水をやって月曜の雨を待つだけになっていたのだが、その予報もずれて火曜からの雨となってしまった。


そこでやむなく水をやりに行くことにして、ついでにまだ植えていない復活させた場所に苗を追加することにした。

日曜にドライブがてら立ち寄ったホームセンターのサツマイモの苗売り場で、半額になった苗で<金時>以外の<紅あずま>や<紅はるか>を40本ほど1135円で買った。

半額になった苗は蔓も弱々しくて、葉も元気が無かったが水に漬けておいたら翌朝には少し元気になっていた。

天気予報はまたもやずれて、6/9の午後から雨になるというので、雨の中で植えられるように支度して出かけた。

赤穂の畑に着いた頃に雨は降り始めてたが、小降りだったのでカッパやビニールズボンもそれほど濡れずに済んだ。

何よりも、水をやる必要が無いのが助かった。


こうして、天気に合わせて農作業ができるのは、完全退職しているお陰だ。

遠くにある赤穂の畑は土日にしか農作業ができないので、無理が続いて結局は放置してしまっていた。

思い出せば現役の父がサツマイモの苗を植えていたのは雨が降るときで、勤めから帰って暗くなった夕方でも雨が降っていれば母と植えに行っていた。

4人もの息子を大学まで行かせていたので学費がかかり、食費を削るためにサツマイモを主食のようにして食べていた。

サツマイモの苗も自分で作って、苗の不足した年は業者まで買い求めに来た。

学生時代の私も父から送ってもらったサツマイモをご飯の代わりにしていた。

米高騰の今年は当時に立ち戻って、サツマイモをしっかりと育てていきたいと思っている。

沖縄や奄美のように掘った後に苗を植えられる気候では無いので、芋に育っていく苗の植え時のぎりぎりまで増やそうと思っている。

このあたりでは姫路の浴衣祭り頃(夏至の頃)までは大丈夫と言われている。

温暖化の影響で今では水さえ切らさなければ、もう少し後でも大丈夫のように思える。

今年は植えた苗の生育が悪いので、実験的に伸びた蔓を植え続けてみたいと思っている。

また、時期はずれで安くなったり、半額になった苗で増やすしか無い。

米依存からの脱却を図る真剣な取り組みはこれからだ。





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