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2026年1月18日日曜日

鶏糞から米糠への転換

 私はまだ完全ではないが、自然農法を行なっている。

自然農法は草マルチが基本で、畑をできる限り耕さないのだが、畝はしっかりと高くしている。

自然農法を始めてそれほどの年数が経っていないので、安い鶏糞をどうしても使わざるを得なかった。

ところが、今まで簡単に作ることができていた大根が何年も続いてうまくできなくなった。

それはダイコンハムシが芽を食い荒らして全滅したりしていたからだ。

完全に不織布で覆うといくらかは成長したが、その完全に覆うのが難しくて、害虫が少しでも入り込んでしまうとそれでおしまいになる。

そんな折りに近所の人から種をまく前には肥料をやらずに、芽が出てきてから液肥をやると被害が無いと聞いた。

それを聞いて、鶏糞をすき込んだり撒いたりすることはやめようと思った。


鶏糞は非常に安くて化学肥料のように使えて良いのだが、以前に老齢の農家の人から虫がわくとは聞いていた。

まさしくこのことだろうということが分かったのだ。

草や葉と一緒に混ぜ込んでしっかりと発酵させた堆肥にすれば違ってくるのだろうが、それをやってこなかった。

自然農法は肥料は使わないのだが、刈草と同時に米糠は多く用いられる。

以前もEMぼかしという有機肥料を自分で作っていたときには、米糠はよく使っていた。

その時は大量に購入したりしたのだが、このところ無人精米所で糠を持って帰らせてくれるところ(以後、糠取所)が増えたので、それを利用することにした。

ところが、これが簡単では無かった。


まず、けっこう米糠を利用している人が多くて、町内の糠取所では取りに行ってもあまり残っていなかった。

たまたま、鳥取の道の駅で30kgの米袋に入れた米糠が500円で売ってあったので、それを購入したのだが、常時置いているわけでは無く、結局買えたのは二袋だけだった。

また、隣の赤穂の糠取所を偶然見つけて、そこに多く残ってあるのを知ったので、平日にベランダボックスと小型手箕を持って行っていくらか確保できた。

土曜は毎週赤穂に行くので、普通車にベランダボックスを積んで立ち寄ったがいつも残っていなくて、平日でも通院などの機会に立ち寄ってもほとんど残っていなかったりした。

おそらく赤穂にも平日でも持って帰る競争相手がいるので、必ずしも残っていないことが分かった。

そこで、辛抱強く糠取所に立ち寄ることにして、町内の糠取所もプールに行くついでに寄ろうとした。

ところが、町内の糠取所では精米している人がいつもいて、車を横付けしたところを糠をとるのは憚られてなかなか機会が得られなかった。


こうなったら、日曜の家内とのドライブついでに糠を取りに行こうと、車に空振りした土曜からのベランダボックスを積んだままにしておいた。

しかし、前に見つけておいた国道沿いの糠取所には狭い駐車場に、精米する人の車が停まっていて立ち寄ることさえできなかった。

そこでダメ元で、地元まで帰ってきたときに、いつも空振りしている糠取所に寄ってみた。

すると、日曜日の夕方のせいなのか、精米する人も居なくて、糠取所にはあふれるほど糠が残っていた。

赤穂の糠取所でも経験したことの無い量の糠を手に入れて、そのベランダボックスを持つことさえ大変だった。

町内の競争相手は土日には取りに来ていなかったのかもしれない。

赤穂は週末の家庭菜園する人が多く、上郡町内では平日にしっかりと農作業をして土日は休んでいるのかもしれない。

とにかく、これからは空振りをおそれずこまめに立ち寄ることにした。


鶏糞はいつでもホームセンターで安く売っていて、手軽で便利なのに対して、米糠は無料ではあるが簡単には手に入らない。

通販でも売ってはいるが、とても手の出る価格では無い。

これからいつでも米糠の回収を心がけて行くしかないのだが問題点もある。

それは、米糠を取るときにどうしても米糠を被ってしまうことがあるので、それなりの服装を考えていないと後悔することだ。

私の場合はプールに行くときはスポーツウェアで、ドライブではジーンズが多いのでそんなに困ることは無いが、カジュアル服の家内には手伝ってもらえない。

ともかく、百姓を志すからには、根気よく気長に、そして気取らずに日々を送っていかねばならないと、糠取り作業から改めて思い知った。


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