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2026年7月23日木曜日

沈黙の夏

 かつてアメリカの生物学者レイチェル・カーソンが『沈黙の春』を1962年出版して、殺虫剤や農薬の影響で春になっても鳥が鳴かなくなることを警告した。

今年は夏になっても蝉が鳴かない静かな日々が続いている。

我が家には生け垣や庭木に木を多く植えている。

夏の初めにニイニイゼミから始まって、アブラゼミ、クマゼミと鳴いていき、朝早くから夕方遅くまでうるさく鳴き通す。

以前はあまりうるさいので、水鉄砲などを使って追い払うこともあった。

ところが今年は蝉はあまり鳴いていなくて、例年より静かである。

その分、小鳥などが鳴いているのが気持ちよく聞こえている。

テレビやネットでは気候との関係を指摘して、梅雨が早く開けて異常高温が続いているからだという。

そうすると、こういう夏が毎年やってくると、蝉はいなくなってしまうのだろうか?


夏が暑いということでいつも思い出すのは、東京の大学院で研究していた頃に、下宿のお婆さんから聞いたことだ。

それは関東大震災が起こった時の夏は非常に暑かったということだ。

このところ毎年異常な高温が続いているので、そのことはあまり気にかけなくなっている。

関東の方はまだ梅雨も明けずに雨が続いていたが、一転して酷暑に襲われている。

今年はスーパーエルニーニョとも言われていて、本来は冷夏になりやすいはずなのだが、暑いし台風も多く発生している。

ヨーロッパの異常高温、ベネズエラで巨大地震、カナダで猛烈な山火事などとんでもないことが続いて起きている。

以前読んだ本で、地球の温暖化は極地帯の氷を溶かして海水の量が増して重くなり、地殻に影響を与えるということを知った。

そうすると、地震も関連してくることになるだろう。


戦争も環境破壊と言われているが、ウクライナによるロシアの石油基地攻撃、イランとアメリカとの戦争による石油施設の破壊は、重大な環境破壊である。

日本では南海トラフ地震が予想されているが、これだけ温暖化が進むと発生周期が縮まってしまう可能性も考えられるだろう。

蝉の鳴き声が消えた沈黙の夏を、その予兆と捉えるか、ただの温暖化の一現象と捉えるかは結果が出てしか正解は分からない。

どちらにせよ、10年に1度の暑い夏だそうだ。

我が家の作物もオクラ以外はまともに育ってないし、近隣の畑もキュウリやトウモロコシが枯れているのを見かける。

だから、地温が上がりすぎないように雑草を伸ばしており、旱魃飢饉に備えてサツマイモに水をやって大事に育てている。




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