学生時代はよく喫茶店に行っていて、普通の流行の音楽がかかっていたが、中でもジャズ専門にかかるジャズ喫茶にもたまに出かけた。
今週に2回以上通っている上郡のプールは、音楽を流しているので音楽喫茶同様に音楽プールである。
他にも相生のコスモスプールにも行っているが、そこでも音楽は流れているし、アクアビクスの時にはプールサイドで音楽をかけている。
最近プールでは年配の方が歩いていることが多いが、同じところを行ったり来たりするので、音楽は欠かせないのだと思う。
上郡のプールの音響は、装置が古くてCDしかかけられないし、スピーカーはBOSEなのだが二つのうち一つは故障していて聞こえない。
スイミングスクールが行われている時間は、賑やかなので音楽がかかっていても、殆ど聞こえない。
私はわざとスクールや小学校授業利用が無い時間で泳いでいるので、音楽がよく聞こえている。
先月で辞めてしまった監視員さんのNさんは音楽好きで、自分の好みのCDを持ってきてかけてくれていた。
それは利用している人のためでもあるが、彼女自身の単調な仕事には必要だったようだ。
以前は、徳永英明のVocalist 1をよくかけてくれたのだが、私もこのアルバムは大好きだったので泳ぎながら口ずさんだりしていた。
そのCDはコピーした物だったので、途中でかからなくなってしまって、彼女のお気に入りの島津亜矢のカバーアルバムに変わってしまった。
島津亜矢は確かに上手いとは思うが、カナダのセリーヌ・ディオンと同じで聴いていて疲れてしまう。
私はかつてはロックバンドでボーカルをしていて、シャウト系の歌をよく歌っており、カラオケでやると不評をかうこともあった。
だから、徳永英明のようにつぶやくような歌い方を最近は心がけていた。
ということで、島津亜矢はそれと逆行しており、いささか不満ではあったがそれでも知った曲が多くかかって、口ずさんだりしていた。
このNさんが辞めてしまったので、音楽は備え付けのCDになってしまい、面白みが無くなってしまった。
以前から、単調な水泳の練習に水中でも音楽が聴かれれば良いと思っていた。
音楽は水中では聴くことができないので、泳いでいるときは途切れ途切れにしか聞こえない。
そこで、水中でも聴くことができる防水の骨伝導イヤホンを探してみた。
骨伝導のイヤホンには水泳用のものもあって、32Gメモリーにいっぱい曲を入れることができる。
Bluetoothもついているので、プール以外では配信音楽も聴くことができる。
ネットで注文してさっそく届いたのだが、説明書は色々な言語書かれていて日本語もあるが字が小さいので読みづらい。
これまで使っていたイヤホンと基本は変わらないが、充電とデーター移動がケーブルで行われており、独特なマグネット方式だ。
これまでのイヤホンやヘッドホンは有線やBluetoothでスマホやPCからの音楽を聴いていたが、PCにため込んであるMP3の音楽を移していった。
音声ガイドも英語で早口なので最初はよく分からなかったが、何とかシャッフルさせて聴く操作が分かった。
実際にプールで試してみると、最初はボリュームを水上で聴く音量にしていた。
すると、ボーカルの音は普通なのだが、ベースの音が大きくひずんでしまって聴けたものではない。
そこで、音量を下げると水中ですごく聞きやすくなったが、水上では殆ど聞こえなくなってしまった。
今までは水上で音が聞こえて水中で聞こえなかったのが正反対になってしまったのだ。
一番良い方法は、耳の穴の真上に音の出る部分をあてることで、少しボリュームを上げてもベース音はひずまない。
性能の良いイヤホンならベース音を調整して、ボリュームを上げられるかもしれないが、今回購入したものはできない。
ただ、水に耳をつけて泳ぐ背泳ぎは全く問題ないし、キックの練習でも頭を水中につけて置けば問題ない。
やはり、音楽を聴いて泳いでいると、単調な練習の苦痛も和らげてくれるし、リラックスした泳ぎができる。
こうなればシュノーケルをつかって泳げば、ずっと耳は水中で問題は解決できるので、さっそっくネットで注文した。
この防水骨伝導イヤホンはプールだけでなくて、家の風呂でも使っている。
健康方の一つとして、ぬるま湯に20分ほどつかることが良いとネットで知った。
家内はボーとそれくらい毎日つかっているようだが、私はプールで1時間半ほど水につかっているので風呂ではそうつかりたくはない。
ただ、運動で水につかるのと、リラックスするためにお湯につかるのでは意味が違うと思い、実践し始めたのだが20分もボーとするのは却って苦痛だ。
そこで、好きな音楽を聴いていたら、20分くらいぼーとできると思ったのだ。
家の風呂ならスマホから音楽をBluetoothで飛ばすこともできるので、配信音楽を聴くことも可能だ。
さっそく、Youtubeでリラックス音楽を聴きながら湯につかっていたのだが、途中でCMが流れるので気が休まらない。
それでCMの入らないネットラジオや配信音楽でリラックスできる音楽を聴いたら、ゆっくりと長くお湯につかることができた。
以前は夏は蛙の声、秋は虫の音で癒やされもしたが、時々暴走族の音で苛ついてもいた。
これからは一年中、我が家の音の湯で癒やされようと思う。