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2025年9月10日水曜日

突然のスコールのような雷

 地理を学んでいる者は常識なのだが、台風は移動性熱帯低気圧と言われながら、赤道の北と南の5度以内では自転の関係で発生しない。

その代わりにスコールが良く発生すると教えられるが、元来はスコールは熱帯に限らず突風のことを指したらしいのを、日本では驟雨のような突然の雨を一般にさしている。

以前に修学旅行で生徒と一緒にグアム島に行ったのだが、そこでスコールに遭遇したことがある。

向こうの方から雲がやってくるのが見えて、突然降り出したかと思うと直ぐに止んでしまった。

北緯13度にあるので、熱帯海洋性気候でこのあたりは4から5年に一度は台風はやってきて被害が出るそうだが、日本のように毎年は来ないそうだ。

琉球列島や九州などが台風の通り道となって、毎年台風がやってくるのが普通なのだ。

ところが、今年は台風が例年のようにやって来ていないが、熱帯並の海水温が高くて、日本近海でも発生するらしい。

ということは、グアム島のようになることかもしれない。


日本は海に囲まれて海洋性気候になって良いはずなのだが、大陸の東岸に位置するのでその影響が強い。

しかも、南からのモンスーン(季節風)の影響も強く受けるので、温暖湿潤気候になっている。

地理では冬に大陸から、夏に海からの影響を受けることを教えて、大陸西岸の地域との違いを教える。

しかし、このように温暖化の影響で日本の周りの海が熱帯並になってしまったら、従来通りの気候の捉え方ができなくなる。

日本は夏は熱帯性大陸東岸気候と呼ぶべきかもしれない。

太平洋高気圧とチベット高気圧の影響によって高温で、雨は少ないが局地的には豪雨となる。


昨日(9/9)の午後の4時頃に上郡ではすさまじい雷雨となった。

ちょうど、私はプールで水泳をしていたのだが、雨の音が大きくて流れている音楽が全く聞こえなかった。

家のことが心配で帰ろうと思うのだが、傘を持たずに来ているので車まで行くのにずぶ濡れになるから泳いで時間を潰した。

小止みになって家に戻って開けてでていた部屋の窓を確かめたら、息子が閉めてくれていたので布団が濡れずに済んだ。

昼頃にはちょっとした雨があったので、洗濯物は室内に取り込んでいたのも幸いした。

奄美では弁当を忘れても傘を忘れるなと言うがそれは単なる譬えで、昔の小学生は道ばたの大きなクワズイモの葉を傘にしたという。

東南アジアでは雨の後で直ぐ晴れるので濡れること自体あまり気にしないが、奄美でも農作業では少々の雨は気にしなかったのだと思う。

こちらでは今まで、晴れ続きだったので、これからは雨への心構えが必要となった。

幸いなことに、試しにサツマイモの蔓を昨日の朝に植えてみたので、水やりは助かった。

今朝(9/10)散歩をしていて、道の草や田んぼの稲が倒れているところをいくつも見た。

近所の高田川は大して増水していなかったので、短期間に雷雨と突風が酷かったのだと分かった。


地理はケッペンの気候区分を覚えるのが生徒にとって苦痛なのだが、その気候区分も温暖化の影響で実際とずれてきたのではないかと思う。

今年のような年の雨温図(気温と降水量のグラフ)で、その観測位置や気候帯を推測するのは無理だろう。

破綻してしまった気候を地理の教科書で理解するのは難しくなったと思う。

おそらく今後は台風シーズンが初夏や初冬に広がったり、真夏が乾燥帯のような気候になるかもしれない。

服装も夏場の外出時は晴雨兼用傘と空調服が当たり前になっていくかもしれない。

子どもの頃の穏やかな夏が恋しく思う今日この頃である。



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