私は大学時代に豚足を大学の先生に紹介されて食べ始めてから、ずっと思い出したように一人で食べ続けている。
彼女と一緒に食べるものでもなく、結婚してからも家内は豚足は嫌いで食べてくれない。
焼き肉屋でも殆どおいてなくて、沖縄の居酒屋ではおいてあったので注文して一緒に行った仲間にも薦めたら、女性でもおいしいと食べてくれた。
沖縄の豚足料理はテビチと呼ばれて煮込む物らしいが、その時に出されたのは塩焼きにしてあっさりとしていた。
私は大学時代の名古屋では、既にボイルされた物を買って一緒についていた辛子酢味噌で食べていた。
地元の赤穂に戻ってきたときに、豚足は肉屋さんの中で一軒だけ売ってあったので買ってきたら、まだ毛が着いていてそれを焼かねばならなかった。
爪の間もあまり綺麗にしてくれて無くて、匂いも強かったのであまり買わなかった。
この頃はどこのスーパーの肉コーナーに置いてくれていて、半分に切って食べやすくしてくれているが値段が高い。
グラムあたりの値段は安く思えるのだが、骨が殆どで食べられる肉があまり無いので、割高に思える。
豚足は割高だから、姫路駅近くの韓国料理の食材店で豚の顔の部分を買って来て食べたりもした。
こういう豚足や豚の顔は子どもも気味悪がってほとんど食べてくれなかったので、一人で食べていた。
そしてついに加齢と共に、血液検査で中性脂肪値などの脂肪値が高くなってしまって、家内から食べるのを止められてしまった。
近年では、スーパーで見かけるとたまに買う程度がずっと続いていたのだが、よく行っている赤穂の業務スーパーでは必ず生の豚足と耳を置いてくれていて安かった。
赤穂の業務スーパーでは生の豚足が二本で380円程度で買うことができて、東南アジアから働きに来ている外国人らしき人もよく買っていっていた。
以前勤務していた定時制高校の男子生徒はここの食肉を裏方でさばいていたのだが、聞くと豚足はよく売れていると言っていた。
ただ、赤穂の業務スーパーには月に一度行けば良い方だったので、それほど頻繁に食べていたわけでは無い。
そして、龍野にも業務スーパーがあって、そこに冷凍した豚足が安く売っていたので買ってきて、シャトルシェフで人参や大根なども加えて豚足スープを作った。
美味しくてそれを毎日食べ続けていたら、不覚にも痛風になってしまった。
それ以来、豚足スープは作っていないし、豚足はなるべく食べないようにした。
それでも、たまに行く赤穂の業務スーパーでは、豚足より割安な豚の耳の方を買ってきて食べることを細々と続けていた。
そんな折に、豚足を食べる良い口実ができた。
いつも一緒に散歩している我が家の愚犬クロが、今年の夏の暑さにやられて弱ってしまったのだ。
私は豚足の骨は必ずクロに与えていたのだが、喜んで食べていた。
そこで、クロを元気づけるのだと家内に言って、業務スーパーに行き豚足を買ってきた。
前回豚足を買ったときにはシャトルシェフで茹でたのだが、今回は家内に勧められて蒸すことにした。
茹でた豚足は脂分も落ちて柔らかく、健康にも良さそうだったが味は蒸した豚足には叶わない。
豚足は手でつかむと油まみれになるので、ナイフとフォークを上手く使って手を汚さずに食べて、骨も全部バラしてかじりついて綺麗にした。
クロにその骨を上げると喜んで食べて元気にもなった。
私は肉が大好きであったのだが、学生時代は金が無くて100g10円の鳥の皮を普段は食べていて、いい加減飽きてきていた。
だから、たまに食べられる豚足は馳走だった。
今はさほど金に困っているわけでは無いのだが、牛肉や豚肉はそこそこ値が張るので買いづらい。
家内は肉が苦手で、特に脂身が嫌いなので高い肉を普段はあえて買おうとしない。
娘が家にいた頃は娘が肉が大好きだったので、娘のために焼き肉もそこそこしたのだが、今はいないので家内は煙くなると嫌がって滅多にしてくれない。
だから、赤穂の業務スーパーで売っている安くて美味しい豚足と豚の耳は自分で勝手に食べるご馳走であり続けている。
鶏も指肉も安くて美味しく食べられるそうなのだが、スーパーには売っていない。
人気の無い部位の肉は冷凍物が通販では売っているが、配送料がかかるのでそれほど安くは無い。
物価高のこのご時世、豚足のように普通のスーパーや食肉店でも安く手に入ればありがたい。
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