数週間前から近所の家の庭の陽だまりで、その知り合いのご主人がちぎってきた黒豆を指で剥いているのをよく見かけていた。
暖かい日には殆ど一日中椅子に腰掛けての作業をしていたが、奥さんもたまに手伝ったり、友だちや親戚の人がやってきてお喋りをしながらやっていた。
以前は大豆を多く作っていたので、村として大豆の脱穀の機械を持っていたが、不要となって処分してしまっていた。
だから、今は畑で大豆を作る人は手作業になってしまっている。
人によっては畑の側で蓙を敷いて、竹を割って作った道具で莢を外したりする人もいる。
どちらにしても江戸時代と変わらぬ景色だろう。
近所で作る大豆は殆どが黒大豆で、枝豆として食べ始めて実が熟すと、乾燥させて煮て食べたりすると言う。
私も同じように黒大豆を作っているが、枝豆として一番よく食べるが、熟した実は豆乳にしてからヨーグルトにする。
実も熟して葉っぱも枯れてきた黒大豆を根元から鉈で切り倒して、しばらくシートの上で乾燥させて置いた。
先週の火曜日(12/16)は天気も良かったので、足踏み脱穀機で枝から莢を外す作業をした。
ちゃんと乾燥しきっていたら、実もちゃんと外れるのだが、外れている実は多くない。
葉っぱや小枝の混じった莢を竹製の大きなザルに入れて、乾かすことにした。
残念なことに次の日は曇りのち雨で、余り乾かなかった。
その翌日(12/18)は天気が良いので、二階のベランダで乾かし、午後から手作業で脱穀をした。
ベランダからは近くの色づいた山々が見渡せて、その景色を眺めつつ、ネックホーンでスマホからの音楽を聴きながら作業をした。
音楽はamazon music のMy bestを流しているので、自分の若い頃に聴いてきた曲がかかると当時を思い出してしまう。
単純な作業にはこういうバックミュージックがもってこいだが、感傷的な気分にもなることは確かだ。
たぶん、当時の研究者になる夢がかなっていたら、こんな風に自然に囲まれて日向ぼっこをしながら豆剥きなどしてなかっただろう。
まあ、これはこれで良いかと同じ感慨を繰り返している。
0 件のコメント:
コメントを投稿