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2025年12月3日水曜日

無常なる瀬戸内海の牡蠣

 以前に貝毒によって、近くの海の貝は食べられなくなった。

今度は牡蠣が高水温と高塩分の原因とみられる影響で、大量死してしまった。

私の子どもの頃は赤穂では牡蠣の養殖は殆ど無く、海苔の養殖の方が盛んだった。

坂越で牡蠣の養殖が発展していって、全国でも知られるくらいになっていた。

それは千種川から流れ込む栄養分が、牡蠣の発育に良いからだという。

ただ、河口付近の唐船では泥が溜まって海水浴ができなくなってもいた。

実は私の小学生の頃は、その泥など平気で泳いでいたのだが、現代では観光客を呼ぶにはふさわしくないらしい。


牡蠣は自然と共存しているように思えるのだが、実は牡蠣棚の下は死の海になっている。

私はひところ赤穂付近の海に潜って、貝や魚などを採ることもあった。

その時に牡蠣棚の下には、海藻も無く魚も泳いでいなかった。

牡蠣は牡蠣棚だけで無く、付近にも繁殖するので、牡蠣が多く浜辺の石について歩くのに危険だった。

また、釣りをしていた時に、餌が無くなったら岩についている牡蠣を割って釣り餌にしたりした。

私は子どもの頃からやたら牡蠣を食べさせられていて、子どもにはあまり美味しい物ではなかった。

今ではすごく美味しいのだが、中でも酢がきはどうしても食べたいという思いはあるが、家では作って貰うことは難しい。

以前に勤めていた職場には、牡蠣が大好物であり、特に生牡蠣が好きだそうで何度食あたりしても止められないという人がいた。

ノロウィルスのこともあって、私はそこまで食べたいとは思わないが、店で出されている時は必ず食べる。


赤穂ではふるさと納税の返礼品の多くを牡蠣が占めていたそうだが、今年は中止になったそうだ。

赤穂の特産品にもなった牡蠣が駄目になってしまったのも寂しい気はする。

私は水泳部の顧問をしていたときに、真夏はどうしても水温が上がりすぎるので、練習後は大きなブルーシートで水面を覆って置いた。

普通は温水プールで夜間に保温のためにそういうことをするのだが、その逆を行っていた。

これからは牡蠣棚の上を遮光カーテンで覆わなくてはならないかもしれない。

実際、畑でも最近は遮光シートで作物を灼熱から守ってやってもいる。

採る漁業から育てる漁業への転換と言われているのだが、気象破綻の時代にあってはそう簡単な物ではないらしい。

とにかく、我々は大量絶滅の時代に生きていることを自覚すべきなのだろう。





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