最近はうちの近辺では明るくなるのが遅くなって午前5時ではちょっと薄暗い。
朝の農作業にかかる前に犬(クロ)の散歩を済ませているのだが、近くの水田の農道をとおり、山際まで行ってそこの農道を歩くのが日程となっている。
大分以前に行こうとする先の農道を大きなイノシシがウロついているのを見かけていた。
その時は向こうがこちらを見つけ、一目散に民家の庭を突っ切って山のほうに逃げていっていた。
今回もクロと散歩をしていると一頭が山際の道をウロついているのを遠くから見かけていた。
そのうちこちらを見つけて逃げていくだろうと思って進んでいき、そのうちにイノシシを見失ったので、山に入ったと思い込んでいた。
ところが、イノシシはまだ山際の道に残っていて、私はそれを気がつかずに逃げていける道を塞いでしまった。
焦ったイノシシは山際に張られている鉄柵の下に張られていたトタンに体当たりを数度して、駄目だと分かると山とは反対の方向に逃げていった。
それと同時ぐらいに田んぼの稲が動いて道筋ができてこちらに向かってくる。
すぐ目の前に大きなイノシシが現れたが、こちらを見るなり引き返して、二本の電気柵の間を通って用水路のほうに逃げていった。
イノシシは一頭だけで無く二頭いたのだが、田んぼの中のイノシシは全く気がつかなかった。
ほんの数分の出来事で、もしイノシシに体当たりされていたら、大けがをしていたかもしれない。
ただ、連れている犬が猟犬だったので、イノシシも逃げていってくれたのだと思う。
その翌日も同じような時間にクロと散歩をしたが、前日ようなことは起こらなかった。
おそらく懲りて来なくなったか、暗いうちに引き上げたのかもしれない。
明け方にイノシシに遭遇するのは、明るくなると電気柵の電気が切られるからだとも思う。
以前に薄暗い夕方にクロと散歩をして、誤って犬が電線に足をひっかけて感電して痛い思いをしたことがあって、それ以来クロは電気柵には自分から近寄らない。
イノシシも電気柵は恐いと思うだろうが、明るくなると消されたり、線の隙間が見えるので平気で田んぼの中に入ってこられるのだろうと思う。
また、うり坊のように小さいイノシシは易々と電気柵の下をくぐって入ってきたりしている。
電気柵によってだいぶイノシシの被害は減ったといっても、万全とは言えないようだ。
ただ、同じ町内でも熊が目撃されており、これが熊となれば今回のようにはいかない。
熊スプレーなどを持って散歩する必要があるようにも思える。
そういえば、この村に引っ越してきた当時には、夜は放し飼いにされる紀州犬がいて、それはそれで物騒だった。
しかし、考えようによれば、その紀州犬のお陰でイノシシの襲来はま逃れていたのでは無いかと思う。
古くは里犬とか村犬として、集落の中で放し飼いにされていて、誰の犬とも分からない犬がいたそうだ。
江戸時代などは犬をつないで飼うことが逆に禁止されたようなので、犬は町や村の一員としてそれなりの役割を果たしていたのだろう。
私も子どもの頃尾崎に住んでいて、隣の部落(地区)の放し飼いの犬に追いかけられた経験がある。
それは飼い犬だったが放し飼いにされて、部落に入ってくるよそ者を見張っていたのように思える。
そう考えれば放し飼いの町犬や村犬は警備員の役割も果たしていたのかもしれない。
これからはAIロボットを巡回させて熊やイノシシなどの警備に当たらせる必要があるかもしれない。