去年までは髭を蓄えていて、その経緯は「髭と髪とデニムジャケット」に書いてある。
自分では似合っていてダンディーだと思っていたのだが、やはり髪が白いこともあってかなり老けてみられていることが分かった。
仕事に行っていない上に高齢に見られたら、自分自身の心も老けてしまうように思った。
そこで、せっかく伸ばして手入れしていた髭を、思い切って剃ることにした。
確かに、髭を剃ることで若く見られるようになったが、髭トリマーが不要となってしまった。
そこで、何か使い道は無いかと考えた。
とりあえずは、安い散髪屋でスポーツ刈りにして貰って、伸びてきたら生え際を髭トリマーで短くすることにした。
これは大正解で、耳に当たる髪やうなじの細毛を髭トリマーでカットしてすっきりすることができた。
それを何回か繰り返していたのだが、さすがに3ヶ月以上も経つと頭頂付近の髪も長くなって、生え際とのバランスが悪くなった。
そこで、前髪の一部以外は髭トリマーでカットしてしまうことにしたのだ。
今までは、安物の電動バリカンで刈っていたこともあるのだが、髪の毛が薄い上に細いので綺麗に刈ることができなくなっていた。
その安物の電動バリカンに比べて、切れ味が良くてスムーズに刈っていくことができた。
ただ、髭用で巾も狭くてコームも小さいので、すぐに刃に髪が溜まって切れづらくなったが、こまめに取り除くことによって仕上げることができた。
こうしてやってみると、自分の頭髪は髭の手入れ程度で十分だと言うことを再認識した。
本当は髭のように剃ってしまった方が面倒無くて良いのだが、ただでさえ厳つい体格と陽に焼けた大きな顔で恐いと家内に言われている。
間違いなく、その筋の人と思われるのが分かっているので、スキンヘッドにはしていない。
夏場に相応しいスポーツ刈りは、冬場でも良いことがある。
寒さ対策にニット帽を被ると若く見られるのだ。
それでも髪の毛が髭程度の値打ちしか無いことに淋しさを禁じ得ない。
髭と全く違うのは髪は剃ってしまうと逆に人相が悪くなってしまうことだ。
実は私は発毛剤と勘違いして育毛剤のニューモを使っている。
解約しようかなと思いながら、何とか毛髪が残っているのもこのお陰かなと思って使い続けている。
中途半端に残っているので維持費がかかるのだから、無くなってしまった方が経済的といえば経済的だ。
しかし、このうっすらと残された細毛で人相を守っているのだから、大切しなくてはなるまい。
サザエさんに出てくる波平さんの頭頂部に残された1本の毛と、ある意味では同じなのかもしれない。
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