週に一度だけ、隣の市営プールに泳ぎに行っている。
ちょうどその時間帯では幼稚園児のスイミングスクールがあって、その様子を見ながら歩いたり泳いだりしているお父さんを見かける。
その若いお父さんは幼い娘を二人スクールに連れてきて、終わると連れて帰っているのだが、まだ娘達は自分で更衣できないので、お父さんが世話をしている。
私も小学校の低学年の頃の娘や息子をこのプールのスイミングスクールに土曜の午後に連れてきて、そのそばで泳いでいた。
その若いお父さんは娘二人のことが気になって、しょっちゅう娘の方に目をやって、時に手を振っている。
私の場合は自分の泳ぐ方に夢中になっていたのだが、子どもを指導してくれている若くて美しい女性コーチにも見とれてしまうことも多かった。
娘の方は後に地元のスイミングに移った後に選手にもなって、別のボランティアコーチが指導するスイミングチームに入って練習した。
その時は家から遠い温水プールで日曜日の午前に練習があったので、私もその横で水泳の練習をしていた。
たびたびあちらこちらで小さなレースがあったので、家内と一緒に娘を連れて行くことが多かった。
また、自分が顧問をしている水泳部の部員も参加する大会に娘も出たときには、部員と一緒に自家用車で引率することもあった。
残念ながら地元の上郡の中学校には水泳部も無く、娘は学校のクラブに入りたがって、陸上部に転向してしまったので、娘との水泳を通した関わりは終わってしまった。
今でも、自分が練習するときにスイミングスクールの小学生の子ども達が泳いでいると、目が行ってしまう。
特に娘似た子どもがいると、娘の幼い頃を思い出してしまう。
今はスイミングスクールでコースが塞がっていない午後二時半からの時間帯で泳ぐことが多い。
地元のプールは6コースしか無くて、スクールがあると泳ぐコースは1コースだけになってしまうからだ。
どうしても個人によって泳力が違うので、他のスイマーに気を遣ってしまうから、コースが空いている時間帯で自由に泳いでいたい。
午後3時からは1コースだけ園児のスクールがあって、そこで数人の練習しているのだが金曜日は一人もいない。
園児が練習しているのを時々眺めるのも楽しみではある。
ただ、この時間帯はお年寄りが多いので、冬場になって利用者が減ってしまい私ひとりで泳ぐこともある。
それでも防水イヤホーンで音楽を聞いて泳いでいるので、気が紛れて淋しさはあまり感じない。
4時なると選手以外の小学生のスクールが始まるので、一転して賑やかになる。
私は以前はそのスクールの生徒が来る前に泳ぎ終えて着替えて出てしまっていた。
この頃は、その賑やかな雰囲気を少しでも味わいたくて、15分ほどそばで泳いでいる。
長く泳いでいると1コースしか無いので他のスイマーが入ってくるので、早めに出なくてはいけない。
水泳は個人で練習することもできるが、やはり賑やかな雰囲気で泳いでいる方が楽しい。
かつてのマスターチームの仲間とは、レースに出なくなってから一緒に泳ぐことが無くなった。
そういう時に、自分の娘のそばで泳いでいた頃を思い出しながら、小学生の生徒のそばで泳ぐ楽しみを見いだすことができた。