実りの秋として、かつて秋には野原や山には木の実や果実がなっていた。
先日、道の駅でアケビが売られていて、それを見ていたら同じように見ていた中年の女性から「これは何?」と訊かれた。
「甘い実で、種が多いですよ」とは言ったが、上手く説明できなかった。
田舎育ちの私たちのような世代で、アケビを知らない者はいないと思う。
小学生の頃はこの季節は、学校から帰るとアケビ採りに山へ毎日行っていた。
アケビは熟すと紫色になって割れるのだが、まだ緑で硬い実も採って米びつなどに入れて熟させることもあった。
種が多いけれど非常にあまく独特の香りがした。
甘い実を包むアケビの皮も料理して食べられるそうで、何度か試してみたけどうまく行かなくてしていない。
以前にアケビの実ではなくて、蔓の方が籠や飾り物にするので、女の人が多くとっていったので、道ばたのアケビは減ってしまった。
それでも、近くの山に行けばまだ道ばたの木にはたくさんなっているのだが、手の届かないところでなっているので道具が無いと採れない。
小学生の頃は、木登りの得意な友だちと行って採ってもらったりした。
何年か前には高枝ばさみを持って採りに行ったこともある。
ただ、私は糖尿病の関係で甘い物を控えねばならないので、最近は自重してあえてそこまでして採らないし買わない。
たぶん、今の若い人が食べたら、あまりにも種が多くて好きにはならないだろうと思う。
やはり、この季節の果物と言えば柿だろうが、私たちの子どもの頃は山にあるのは渋柿ばかりで、今ほど植えられていなかった。
この近辺でも熊が出るというので、庭に柿を植えている人は気を遣っている。
ただ、東北や関東と違ってどんぐりなどの堅果類はそこそこなっているようなので、熊が出た話は近隣では今のところ聞いていない。
そもそも、猪対策で山ぎわには金網フェンスが設置されているし、水田には電気柵が張り巡らされているので、そう簡単には村にやってこられない。
ただ、ハクビシン、アナグマには効果が無いようで、村でも出ているし、サルは地域によっては被害も出ているようだ。
私は今年の秋が異常に思えるのは、いつも色づくのを楽しみにしている大きなプラタナスの木の葉が枯れてしまっていることだ。
夏の暑さでやられたのか、害虫・病気にやられたのか分からないが、共同墓地のそばに植えられている他の木も同じように枯れている。
気候もついこの間まで夏のように暑かったのに、このところ冬のように寒くなっている。
テレビやラジオでも秋が無くなったとしきりに言われているが、まさしくその通りだと思う。
紅葉などの風情が損なわれるのも情けないが、深刻なのは東北や関東の熊の食糧となる木の実の凶作との関連だろう。
破綻気象の中で山の木々も変調を来し、それに依存していた動物が追い詰められていく。
腹を空かした熊は寒い冬になっても、冬眠できずに食い物を求めて街にやってくる可能性もあるという。
こういう気候を作ったのは人間なのだが、その原因の化石燃料を掘りまくれという大統領に日本の総理大臣はノーベル平和賞を推薦するという。
日本の総理大臣はアメリカの航空母艦に乗せて貰って笑顔で大統領と手を振っていた。
しかも、その大統領は今まで封印してきた核兵器の実験を指示しているというのだから、日本の総理大臣はただのお人好しなのだろうか?
一方で飢えた熊に襲われてて亡くなる人が後を絶たず、対策に自衛隊も出動しなくてはならなくなるそのギャップについて行けない。
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