今朝は寒かったので厚手のジージャンを着たら懐かしい匂いがしてきた。
それは藍の匂いで、私は剣道との関わりがそこそこ長かったので、稽古着、面手ぬぐいや防具の匂いと一緒なのだ。
懐かしいと言っても、剣道に楽しい想い出など無いのだが、考えてみれば剣道以外にもジーンズは古くから関わっていた。
だけど、ジーンズの匂いはあまり気にしたことが無く、ジージャンは袖を通すことによって匂いが身近になって気になりだしたのだ。
ジーンズは高校生時代から愛用しており、大学時代はジーンズ以外のズボンは高校時代の制服と教育実習に使った夏物スーツくらいだった。
だから、私の大学の卒業写真は夏物スーツは使えなかったので、ガウンの下はジーンズと革ジャンだった。
大学時代のジーンズは安売りのLeeを見つけて買って、サイズはかなりでかかったがそれを履き続けていた。
そのジーンズは20年ほど履き続けて色々と破れてきたのを家内に繕って貰ったが、ついに限界が来て捨てざるを得なかった。
今もジーンズは何本か持っているが、履く機会も減ったせいかどれも20年ほど経っても破れていない。
ただ、近年はアウトレットで1000円ほどの安いのを見つけて、作業着として使い続けている。
アウトレットのジーンズはワークマン等の作業着よりもよほど安い上に、耐久性とファッション性に優れているのだ。
ジージャンは着るのにずっと抵抗を感じていて、最近まで着ることは無かった。
何となく粋がった兄ちゃんというイメージを持っていたからだ。
この歳になると着る服を工夫するのも億劫になってきたので、ジージャンなら若く見えてごまかせると思って買って着ることにした。
それにジャケットもデニム生地の物を買って高校の非常勤講師での仕事着にした。
藍染めのデニムは着れば着るほど風合いも出るし、流向に左右されずに済む。
ジージャンの方はアウトレットでも高いのでなかなか見つけられなかったが、サイズの大きいのや背中にダサい文字が入っているのが安かったので散歩や作業用に買った。
他にもワークシャツやカッターも藍染めのデニムを愛用している。
デニムでは無いのだが、授業で使う白衣を藍色に染めたことがある。
白衣は普通は理科の教師が使う物だが、私は下に何を着てもごまかせるのと、チョークの粉で汚れるので夏場以外は白衣を着ていた。
ところが、白衣は襟元も汗で汚れてくる。
だんだんと汚れが取れなくなったので、家内に頼んで藍色に染めて貰った。
職人がやるようにきれいに染まらなくてまだら模様になってしまった。
ところが、それが良い模様になって皆から好評を得たのだ。
剣道から始まりジーンズ、ジージャン等々と藍とは長い付き合いだ。
匂いはどちらかというとあまり良くないのだが、それも自分を守ってくれていると思えるし、何よりもカビ対策でもあるように思う。
実際に毒蛇から守ってくれるかどうかは分からないが、薄っぺらい化繊の服を着るより信頼できるだろう。
剣道の稽古着も化繊に替わっていったが、色は藍色を踏襲しているようだ。
私は大学時代に高校時代に体育の授業のために買った白の柔道着の上を剣道で使ったら、カビがいってしまってみっともなくなってしまった経験もある。
女性の剣士が白を着ているのはこまめに洗っているから良いのだろう。
今の剣道部の男子は毎回稽古着を洗っているようだが、私らの頃は滅多に洗わなかった。
藍の匂いはその汗の臭いを誤魔化すのにも適していたのだと思う。
加齢臭も気になる歳になったので、私には藍が適しているように思える。
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