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2025年10月14日火曜日

脱石油にむけての農作業

 やっと手回しの唐箕を手に入れた。

昔であれば木製なのだが、37,580円する鉄製の唐箕(クリーントーミ F型手動式 オギハラ工業)を通販で買って自分で組みたてた。

足踏み脱穀機に関しては5年ほど前に、大豆を脱穀するために買っていた。

その前は大きな鍋に稔って乾燥させた大豆を枝ごと入れて、太い棒で突いて脱穀していたのだが、江戸時代の農業よりも稚拙であった。

足踏み脱穀機を買った後も、殻と実を選別は手箕と篩(ふるい)を使ってしていた。

手箕を上下さしてゴミを口で吹いたりして飛ばしたりしたので、けっこう手間と労力が要った。

このところ、ソルガム(高黍)に力を入れ始めたので、小さな実にはどうしても唐箕が必要となった。

背の高いソルガムの実は簡単に脱穀できたが、矮性のソルガムの実は殻からなかなか外れないので、家庭用の電動精米機も使っている。

手動の唐箕は自分で風力の加減をしながら、殻やゴミを上手く飛ばして選別できた。

これでやっと篩から解放されることができた。


こんな作業を米農家が見たら呆れるだろう。

稲作の作業はほとんど機械化されており、時間も労力も大してかからない。

その換わり機械の購入とメンテナンスに掛ける費用はかなりものとなる。

最近は営農団体ができて共同で機械を購入管理する農家も出てきたが、以前は一軒で担うのが当たり前だった。

だから、その負担に耐えられない農家は機械を持っている農家に頼らざるを得なくなった。

現在では同じ村の組の30軒ほどある家で、稲作が自分でできているのは1軒だけだ。

ただ、村の家は基本地主であって、小作料も物納で貰っている。


私はこの村に田畑も持たず転入してきた昔で言う水呑百姓である。

ただ、昔と違って村入りの費用も払って、村の構成員にもなっている。

当初は畑にする休耕田を貸して貰うのに苦労したが、今は水田にできなくて管理に困っている休耕田を村から転出した人から無償で借り受けている。

そのかわりその農地の周りの草刈り等の管理をきちっとしなくてはならない。

稲は人に任せるが、畑は自分のところでやっている人はそこそこいる。

転入して畑をやっていた頃は、本当にできるのかと疑われていたが、今では同じ組の中でも上手にやっている方だ。

そして、農作業での脱石油化を進めてきて、近所の農家とは一線画している。


農作業でガソリン燃料がどうしても必要なのは、まず軽トラックである。

これはアルミ製のリアカーを買ったので、現在農作業では農機具や農作物、肥料を遠くに運ぶときにしか使っていない。

草刈り機に関しては充電式を主に使っているが、村作業や草にまみれている赤穂の畑の草刈りには背負のエンジン草刈り機を使っている。

小型のエンジン式耕運機は持っているが、このところは自然農法を基本としているので、滅多に使っていない。

ただ、今年は酷暑で雨が降らなかったので、エンジンポンプは頻繁に使わざるを得なかったが、普段はバケツで溝から水をくみあげている。

一方、スコップや備中鍬、手鎌などを中心とした手作業の農具が普段使う道具なのだ。


これから歳を取って体力も落ちてくると思うので、機械に頼らざるを得ないとは思う。

ただ、できるだけ充電式や電動式の機械を使っていきたいと思っている。

すでに、草刈り機以外でもチェンソー、ブロワー、のこぎり、ポンプ、園芸用バリカンなど石油に頼らない道具をマキタの製品を中心にそろえてきている。

近所の人もマキタの工具は充電器の性能が良いと言うことで、電灯や空調服まで全てマキタでそろえる人もいる。

値段は高いが持続性や出力の高さ、様々な道具への汎用性などで抜きん出ている。

これからは、空飛ぶタクシーよりも軽トラックや大型農業機器も電動式を開発して貰いたいと思う。

そして、何より自分の家や村で発電と充電が安くできるようになれば、温暖化対策の一翼をもっと担えると思う。








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