私はかつて安い鶏の肉を買ってきて、わが家で燻製にして毎日美味しく食べていた。
ところがある日突然、右足の親指の付け根がすさまじく痛くなった。
通風である。
鶏の肉にはプリン体が多くて、場合によって通風を引き起こすことを知らなかった。
関西では鶏の肉のことを「カシワ」というが、子どもの頃に普通に食べられる肉はカシワしか無かった。
当時は豚肉も牛肉も高くて滅多に食べられなかった。
鶏は普段から食べられたし、家でも飼っていたので、クリスマスなどに潰して食べたりした。
それでも、昔はカシワは毎日は食べられる物ではなかったのだ。
それを毎日食べ続けたのが悪かった。
それ以来カシワは家内も気をつけて料理に出している。
卵も昔は今のように安いものではなくて、お好み焼き屋には卵を持っていって中に入れて貰ったりした。
家でも卵を産ませるための鶏を飼っていて、それが毎日の栄養源ともなっていた。
また、子どもの頃はおやつなどあまり買ってくれなかったので、卵をおやつ代わりに食べたりした。
それは、生卵の殻の先に目打ちなどで穴を開け、そこから中身を吸い出す。
ただ、白身はあまり美味しくないので吐き出したりしたが、黄身は濃厚で非常に美味しかった。
大学時代はお金が無かったので、一番の栄養源として安い卵は欠かさなかった。
毎日のように卵かけご飯を食べていた。
結婚してから家内は生卵が嫌いで、卵かけご飯どころかすき焼きも家でしたことが無かった。
それでも、どうしても食べたくなって、私だけ卵かけご飯にして食べていた。
最近は健康のことを考えるようになり、平飼いの1個50円ほどの高い卵を毎朝食べ始めた。
卵の値段は以前は安売りの時には10個100円ほどで買えたのに、最近では安売りしていて200円以上する。
もう既に安い卵では無くなっている。
先日、図書館に行って健康雑誌を読んでいたら、年老いたら卵を一日に3個から4個食べると良いと書いてあった。
これは医師鎌田 實氏の説のようだ。
糖尿病の私は以前から、糖質が少なくてタンパク質が多い食べ物は無いか探していた。
卵が良いことが分かっていたが、コレストロールが気になっていた。
その健康雑誌にはコレストロールに関わる病気を持っていない限り、大丈夫だと書いてあったので試すことにした。
最初は固茹で卵にして食べたのだが、家内から温泉卵が良いと言われて、ネットで調べたら生卵のよりも栄養価が高いという。
家内は温泉卵を作る小道具を既に買ってあった。
一つは生卵を割って容器に移して黄身を針でつついてから電子レンジで加熱する。
もう一つは容器に生卵を二つ入れて、熱湯を注ぐと自然に湯が落ちていき、空になるとできあがりというものだ。
しかし、どれも自分には面倒くさく感じた。
そこで冷温調理のできる炊飯器を用いることにした。
ネットでは温泉卵を作りるには70℃の温度で30分と書いてあったが、その炊飯器がどれだけの時間で70℃に達するのか分からないので最初は40分でやってみた。
それではやはり黄身も硬めの半熟で、白身もそこそこ固まってしまった。
次は70℃で30分でやってみたのだが、白身は温泉卵らしいのだが、やはり黄身が少し硬めで温泉卵とは言いづらい。
そこで、今度は65℃で30分茹でることにした。
そうすると、正しく温泉卵ができあがった。
ただ、私はもう少し黄身が固まっている方が好きなので、時間は時間を長めにしようと思っている。
牛や山羊なども肉よりも乳を日常の食糧としてきた。
鶏も普段は卵の方を頂くのが身体にも鶏にも良いのだろう。
本当は家で鶏を飼いたいと思うのだが、家内はどうしても嫌だと言って譲らない。
鳥インフルエンザを怖れているのと、あの鳥の足が嫌なのだそうだ。
私は子どもの頃には、父が自分で潰した鶏の足先の筋をむき出しにして、引っ張ったら指が動くので、しばらくはオモチャにしていた。
今の子どもは身近に鶏もいないので、肉も卵も工場で作られる食品と々感覚だろう。
テキ屋のおじさんが祭りで色つきのひよこを売ってあったり、小学校の前でも売りに来ていたあの頃は鳥インフルエンザなど聞いたことも無かったな・・・・
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