今は栗のなる季節だ。
地元兵庫県では丹波篠山の丹波栗があまりにも有名で、この季節には観光客で賑わう。
もう少しすると、丹波の黒豆の枝豆も一斉に売り出されるので、城近くにある駐車場に入るのも時間がかかるほど混雑する。
そこで売られている丹波栗は、圧力を掛けて爆発させる焼き方で、剥くのも手間がかからない。
大きくて甘くて美味しいその焼き栗を買って食べるのが何よりも楽しみになっている。
ただ、値段はけっこうするので、一年に一度の贅沢というところだ。
その丹波栗には遠く及ばないが、私が好きなのは近所の山や山ぎわにになる自生のシバ栗(山栗)が大好きだ。
非常に小粒で食べ応えは無いのだが、甘くて味が濃厚で店で売られている一般の大きな栗よりも美味しいと思う。
小さ過ぎるので剥いて栗ご飯にするのは難しいので、自分で茹でたり蒸したりして囓って食べる。
前歯で縦に噛み割って、下の前歯でそぎ落とせばきれいに食べられるが、どうしても食べかすが落ちるので家内には嫌がられる。
こんな面倒な食べ方をするのは私だけで、お膳の上に置いてあっても息子や家内は食べてくれない。
シバ栗のとの付き合いは30年ほど前のある職業高校の勤務に始まる。
その高校の裏には山があって、放課後の休憩時間に同僚と散歩したりしていた。
そこにはたくさんのシバ栗の木があり、秋になると栗がいっぱい落ちている。
鹿なども食べるらしく、食べた後の鬼皮もそこかしこに落ちているのが見られる。
だから、鹿との競争でシバ栗を拾っていたわけだ。
ビニール袋いっぱいに拾ったりしていたが、地元のおばさん達も拾いに来ていた。
上郡に引っ越しして見渡せば、自宅の周りの山にもいっぱいシバ栗の木がある。
いつも犬と散歩する道にもよくなる木があって、そこをこの季節は毎日通って拾っていた。
たくさん拾えた木は、柵を立てるのに邪魔になったのか、地元の人が切り倒してしまったので、色んな所で拾うようになった。
このところ農作業が忙しかったのでシバ栗をわざわざ拾う道を通ることは無かったのだが、日曜(10/5)は雨で農作業もできないので犬と拾いに行った。
ところがいつも拾う場所には全然落ちていない。
時機を逸してしまったのかと思って、もう少し上の場所に行くと少しではあるが落ちていた。
テレビニュースでも言われているように、今年は不作なのかもしれない。
ただ、翌日の月曜日は晴れたがもう一度見に行くと、栗のイガは青くて熟していないことが分かった。
9月も真夏並みに暑かったのが原因しているのかもしれない。
散歩の途中では、電気柵をくぐり抜けて、うり坊が稔った田んぼを走り回っているのを見かけている。
シバ栗が少なかったり実りが遅いとなると、対策をきちっとできていない田畑は猪や鹿などの被害が多くなるだろう。
そのうち熊もやってくるかもしれない。
村の周辺のシバ栗はちゃんと拾って置かないと、彼らに遭遇する可能性がある。
ここしばらくは散歩コースはシバ栗拾いコースとなり、毎日片方のポケット一杯のシバ栗を拾っている。
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