私の生まれ育った赤穂では、海に近い田畑は荒廃が進んでいる。
結婚後しばらく親戚の家を借りて住んでいた大津は、田畑の耕作を止めて太陽光発電の施設を林立させている。
私の誰もいなくなった実家には畑が残されていて、手が回らずセイタカアワダチソウが生い茂ってしまった。
本当は今年からサツマイモを植えたので、もっと手を掛けるはずだった。
ところが、酷暑と雨不足で上郡の自宅裏の畑の方に、水やりを中心とした作業に時間をとられるし、暑くて昼間は農作業は無理してやれなかった。
実家の畑は赤穂高校の近くにあるのだが、そばの水田は作る人も無く葦が生えて、畑も荒れ地になったのも多く見られる。
ただ、市民農園もあるし、家庭菜園として仲間と遠くから通っている人もいる。
うちの畑の隣は同級生が作っているのだが、草が生えないように耕しているだけで、作物はほとんど作っていない。
心臓が悪いので健康のために土いじりをしているという感じだ。
その同級生の畑にも迷惑を掛けているので、やっと涼しくなった先日(10/14)背負いエンジン草刈り機と充電草刈り機を持って赤穂の畑に草刈りに出かけた。
ちょうど同級生も来て草刈りを手で行っていた。
充電草刈り機も持っているそうだが、性能が悪くてすぐに草が絡まり止まってしまうので使っていないという。
セイタカアワダチソウのジャングルとなったうちの畑では性能の良いマキタの充電草刈り機でも厳しい。
そこでホンダ製の4サイクルの背負い式エンジン草刈り機をフル回転させて、そのジャングルに挑んだのだ。
普段はせいぜい膝の高さくらいの草を刈るのだが、自分の背よりも高くなった草を前にするとアドレナリンもでて興奮状態になった。
本当はゆっくりと根元から刈れば良いのだが、必死に草を薙ぎ倒しにかかった。
草を刈るというよりも草をぶった切るという感覚になって、心臓もばくばくと鼓動を打った。
エンジンもスロットル全開で、大きな唸りを上げている。
そういう格闘が1時間ほど続いただろうか。
時計を見る余裕も無く、ほとんど薙ぎ倒した段階で、やっと軽トラの荷台に腰掛けて持ってきたペットボトルのお茶をがぶ飲みした。
その後は、畑に植えているスダチがいっぱい実を付けているので、採って帰ることにしたのだが、蔓が絡まって大変なことになっている。
スダチの木に絡まった蔓を、持ってきた手斧やノコギリ鎌で引きずり下ろしながら、取り除いていくのだが、なかなか上の方は取り除けない。
ヤブ蚊の襲撃も凄いので、とりあえずは下の枝にたわわになっている実を枝ごと切り取っていった。
あまり多く持って帰っても食べきれないので、高さ20cm程のコンテナいっぱいにして持って帰ることにした。
市販されているスダチは小さな実の状態なのだが、うちの実は温州ミカン程度に大きくなっている。
黄色く色づくと、皮まま食べることもできるが、あおいうちに採って香を楽しみながら酸っぱさを味わうのが良い。
こういう恩恵もこの荒れた畑でも残っている。
今回驚いたのは、梅雨時に植えたサツマイモが生き残っていたことだ。
セイタカアワダチソウのジャングルの中で、ちゃんと蔓を伸ばしていた。
雨もあまり降らなかったので、枯れてしまったものと諦めていた。
さすがニューギニアの初期農耕でも栽培できる優れものだ。
実は今年はニューギニア式サツマイモ栽培の実践①~下準備~ に挑戦しているのだが、その成果はもう少ししてからのお楽しみだ。
こちらにサツマイモを多く作ることができれば、上郡の自宅裏では別のものを作ることができる。
まだ、手のかかる作物までできないのが実情なので、食糧危機への対策はまだまだだと言うしか無い。
荒れた畑でも半野生状態で何とか活用したいと思っている。
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